3月9日のベースTAB|2拍の入り・間奏のタイと簡単版の違い(レミオロメン)

レミオロメン「3月9日」のベースは、楽譜のテンポ表示が♩=76と落ち着いていても、通常版には細かな弾き直しや弦移動があります。まずは、2拍の小節で入る場所、間奏のタイ、サビの弦移動を分けて見てみましょう。

ここでは、販売中の通常版と入門向け簡単版の同じ場面を比較します。「簡単版なら何が変わるか」「どちらを練習したいか」を、実際のTABで確かめられます。

TABのいちばん上の線が1弦、いちばん下の線が4弦です。数字は押さえるフレットを表し、「0」は指で押さえない開放弦を表します。

ベースはどこから入る? 11小節の休みのあとに2拍の小節

両版とも、最初の11小節は全休符です。その次の12小節目は2/4拍子、1拍目が休符、2拍目に1弦5フレットという入りになっています。1小節を4拍と決めて数え続けると、ここで2拍余計に待ってしまいます。

3月9日通常版の12小節目。2/4拍子で1拍目は四分休符、2拍目に1弦5フレット
通常版・12小節目。簡単版も拍子・休符・フレット位置は同じです。

練習ではこの小節だけを「1、2」と数え、1拍目で休み、2拍目で1弦5フレットを弾いてみてください。次の「Inter」と書かれた間奏からは4/4拍子へ戻ります。前の休みからつなぐときも、11小節目の4拍→12小節目の2拍→間奏の4拍を区別すると、入りを確認しやすくなります。

間奏の10フレットが3つあっても、3回とも弾くわけではない

通常版の間奏冒頭では、1弦10フレットの数字が3つ並んでいます。最初と2つ目の10フレットは、同じ高さの音をつなぐタイで結ばれています。ここは弾き直さずに伸ばし、3つ目の10フレットで弾き直してから9フレットへ移ります。

通常版の間奏13から14小節目。10フレットと12フレットそれぞれの最初の2音はタイでつながり、短い弾き直しから9フレットと10フレットへ進む
通常版・13〜14小節目。数字の数と、右手で弦を鳴らす回数を分けて読みます。譜例は横へスクロールできます。

13小節目の弾き直しは、2拍目の最後の16分音符です。つまり、2拍目を4等分した最後の位置で1弦10フレットを鳴らし、3拍目で9フレットへ移ります。小節全体で弦を鳴らすのは3回です。

練習の一案は、まず1弦10フレットを押さえたままで「最初の音を伸ばす→2拍目の最後で弾き直す」という右手の動きを確かめ、そこへ3拍目の9フレットを加える方法です。2つ目の10フレットまで弾いてしまうと、長く伸びるはずの音に余分な区切りができます。隣の14小節目も同じリズムですが、通常版は2弦の12→10フレットへ移るので、リズムを保ったまま弦を替える課題も加わります。

簡単版は2拍ずつの音に整理。ただし10フレットは残る

簡単版の間奏13から14小節目。1弦の10→9フレット、7→5フレットをそれぞれ二分音符で弾く
簡単版・同じ13〜14小節目。1弦上の10→9フレット、7→5フレットを2拍ずつ弾きます。

簡単版では、1拍目と3拍目に弾く2音へ整理されています。通常版の短い弾き直しがなくなり、2小節とも同じ1弦を使います。リズムと弦移動を減らして練習したい人には、こちらが選択肢になります。

一方、最初の10フレットは簡単版にも残っています。「簡単版=低いフレットだけ」とは限りません。入る前に1弦5フレットの位置を確認し、次の間奏で10フレットへ移るところまでつなげて練習すると、弾き始めてから位置を探さずに済みます。

サビの違い:通常版は弦移動、簡単版は同じ弦で8回

1サビの最初、29小節目も比べてみましょう。通常版は3弦5フレットから4弦の3・5フレットへ移り、2拍目の終わりから3拍目にかけて16分音符の動きが入ります。この小節では9回の発音と弦移動をそろえる必要があります。

通常版の1サビ29小節目。3弦5フレットから4弦3フレットと5フレットへ移り、付点と16分音符を含む9回の発音
通常版・29小節目。押さえる位置だけでなく、弦が替わる場所も確認します。

左手の移動とリズムが同時に崩れるなら、まず弦を替える場所を確認し、その動作を保って譜面の長短を加える練習が考えられます。短い音を全部同じ長さに丸めて覚えると、通常版のリズムへ戻すときに迷いやすくなります。

簡単版の1サビ29小節目。3弦5フレットを4回、そのあと同じ3弦の開放弦を4回、八分音符で弾く
簡単版・同じ29小節目。3弦の5フレット→開放弦を、1拍に2回の等間隔で弾きます。

簡単版は3弦5フレットを4回、そのあと同じ弦の開放弦を4回弾く形です。ここでは弦移動と細かなリズムが省かれています。押さえていた指を離して開放弦へ替える瞬間も、右手の間隔を詰めずに続けることが練習のポイントになります。

通常版・簡単版はどちらを選ぶ?

練習したいこと 選ぶときの目安
間奏の細かな弾き直しや、サビの弦移動も弾きたい 通常版。後半やEndingにも細かな動きがあり、この抜粋以外の練習も必要です。
間奏のリズムや伴奏の弦移動を減らして、全曲を通す練習をしたい 入門向け簡単版。比較した場面は音の長さと運指が整理されています。
入りの拍数と高いフレットが不安 両版で確認が必要です。12小節目の2拍と、間奏の10フレットは共通です。

販売上の難易度区分は、通常版が「中〜上級」、簡単版が「入門」です。難易度名だけで決めず、上の譜例で減る動きと残る課題を確認してみてください。

「3月9日」の全曲ベースTAB|収録内容と購入先

紹介した楽譜は4弦ベース用で、五線譜・TAB・コードネームを併記しています。テンポ表示は♩=76。4/4拍子を基本に2/4拍子の小節を含み、楽譜部分は4ページです。Piascoreの現行PDFは案内ページを含む「全5ページ」表記になっています。

入りから間奏、サビ、Endingまで曲全体を練習したい方は、希望する版の販売ページでサンプルと収録内容をご確認ください。価格・購入方法は各販売先の表示をご確認ください。

通常版:細かなリズムや弦移動も練習したい方へ

通常版をPiascoreで見る

入門向け簡単版:動きを整理して全曲を練習したい方へ

簡単版をPiascoreで見る

べーやん

楽譜が大の苦手な“元・落ちこぼれ組”から、メジャーサポートやレコーディングも経験するプロベーシストになりました。

バンドスコアやネットTABに振り回された経験から、
「正確で、現場で本当に弾きやすいTAB譜」づくりに
こだわって活動しています。

このブログでは、独学〜初心者・中級者向けに、TAB譜付きの解説や、現場目線のベースのコツを発信中。
ベースを長く楽しく続けるお手伝いができたらうれしいです。

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