晩餐歌のベースTAB|1サビの入りと後半の難所(tuki.)

tuki.「晩餐歌」の通常版ベースTABは、1サビまでの長い休みと、後半で増える細かい動きを分けて練習したい譜面です。最初のサビだけを見ると音数は少なめですが、2Aや大サビでは弦移動・休符・装飾が増えます。ここでは販売中の通常版の譜例で、入りを間違えやすい場所と後半の練習方法を確認します。

ベースはどこから入る? 最初の20小節は休み

この通常版では、イントロ4小節、1Aの8小節、1Bの8小節が、ベースの全休符です。合わせて20小節を休み、1サビの最初から音を出します。上にコード名が書かれていても、その区間でベース音を足す指示ではありません。

練習では、音を出す直前だけ再生する方法に加え、1Bの8小節を数えてサビへ入る方法も試してみてください。「1小節目の1・2・3・4、2小節目の1・2・3・4……」と、小節数と拍の両方を追います。休みのあいだも拍を保ち、入る直前に4弦1フレットへ左手を準備しておくと、音を探して入りが遅れるのを防げます。

1サビ:数字が並んでいても、弾くのは1小節に2回

1サビの最初の2小節。4弦1から3弦4、次は3弦6から4弦4へ移り、後ろの同じ数字はタイでつながる
1ページ目「1サビ」の最初の2小節。小さい画面では枠内を横へ動かせます。

TABの4本の線は、上から細い1弦、2弦、3弦、太い4弦です。最初の小節は4弦1フレットから3弦4フレットへ、次の小節は3弦6フレットから4弦4フレットへ移ります。同じ「4」でも弦が違うため、数字だけでなく線の位置も確認しましょう。

2つの小節とも、弦をはじくのは1拍目の頭と、2拍目の裏の2か所です。「1・と・2・と・3・と・4・と」と数えるなら、「1」と、2のあとの「と」で鳴らします。後半にある同じ「4」は、曲線のタイでつないで音を伸ばすための表示で、3拍目で弾き直す指示ではありません。

まず最初の小節だけで、1フレットの音を鳴らしてから、2拍目の裏で3弦4フレットへ移ってみましょう。移ったあとは4拍目の終わりまで音を保ちます。2拍目の頭で早く移ってしまう場合は、左手の移動だけを急がず、足で拍を取りながら2拍目の裏の発音を待ちます。タイの後ろで右手がもう一度動いていないかも確かめてください。

2A:細かく弾く場所より、途中の休符を先に決める

2Aの最初の1小節。3・4・3・6の16分音符4つ、2拍目裏の4、3拍目の休符、4拍目後半の3・4
2ページ目「2A」の最初の1小節。16分音符4つと、そのあとの休符の切り替えを確認できます。小さい画面では横へ動かして最後の音まで確認できます。

最初の1拍には、3弦3→4弦4→3弦3→2弦6フレットの4音が、16分音符で並びます。16分音符4つで1拍分なので、ここだけを「タ・カ・タ・カ」の4等分として練習できます。低い弦と高い弦を行き来するため、右手が弾く弦を見失わないよう、最初はこの4音で区切りましょう。

そのあと、2拍目の頭は休み、裏で3弦4フレットを鳴らし、3拍目は1拍まるごと休みます。4拍目も前半は待ち、後半に3弦3→4弦4フレットの2音が入ります。最初の4音を繰り返すだけでは、この小節の形にはなりません。

「1拍目の4音→2拍目の裏で3弦4フレット→3拍目は止める→4拍目の後半で3弦3フレット・4弦4フレット」に分けてつなぎます。3拍目では押さえる力を緩め、指を弦に軽く触れさせたまま音を止める方法を試してください。音を出す指の速さと、休符で余韻を止める動作を分けて練習するためです。

落ちサビの終わり:大サビの1拍前に音が戻る

落ちサビ最後の1小節。最初の3拍は休符、4拍目にEの3弦7フレットを鳴らす
3ページ目、大サビ直前の1小節。小節全体が休みではありません。

落ちサビは7小節をまるごと休んだあと、最後の小節でも最初の3拍を休み、4拍目に3弦7フレットを鳴らします。「大サビから入る」とだけ覚えると、この直前の1音を落としやすくなります。

最初の「N.C.」は、その区間で和音を付けないことを示す表記です。この小節では途中からEの表示とベース音があるので、N.C.だけを見て最後まで休まないようにしましょう。まずこの小節だけで「1・2・3」は休み、「4」で7フレットを鳴らし、次の小節の4弦2フレットへつなぎます。

大サビ:調号とポジションを切り替える

大サビの最初の2小節。調号はシャープ3つで、F#m・D・E・A。2小節目に6h7と開放弦0のタイがある
3ページ目「大サビ」の最初の2小節。音数も1サビとは異なります。

大サビでは調号がフラット4つからシャープ3つへ変わり、冒頭のコードはF#m→D→E→Aです。1サビのFm→D♭→E♭→A♭と比べると各コードが半音上がっていますが、ベースの細かな動きまで「全部1フレット上へずらすだけ」では弾けません。

2小節目には、2弦6→7フレットの上にhがあり、そのあと6フレットへ戻ります。hはハンマリングの指定です。6フレットを鳴らしたあと、7フレットをたたくように押さえて音を出します。6フレットを人さし指、7フレットを中指か薬指で試し、6フレットの指を残しておくと、戻る場所を見失いにくくなります。

この小節には、3弦の開放弦「0」もあります。左手で押さえない音だからと、余韻まで任せきりにしないようにしましょう。タイでつないだ0を保つ場面と、次の音へ進む場面を分けて確認します。右手のどこで弦を止めるかも決めてから、hの動きとつなげてみてください。

通常版の難易度と全曲PDF

紹介した通常版は、4弦ベース用の五線譜+TAB譜で、コード名と奏法記号を併記しています。譜面のテンポは♩=103、販売上の難易度は中級〜上級です。1サビの長い音から取り組めますが、曲全体には2Aの休符、大サビの装飾、ほかにも高いポジションへの移動があるため、1サビだけで全曲を簡単と判断しないようにしましょう。

全曲を通して練習したい方は、イントロからエンディングまで構成と細かな動きを確認できる通常版PDFをご覧ください。Piascoreの現在の表示は全5ページ(楽譜4ページ+末尾の案内1ページ)で、Web価格360円(税込)。対応するSTORES商品は400円(税込)です。(2026年11月1日確認)

晩餐歌の通常版PDFを見る|Piascore 360円(Web表示)

べーやん

楽譜が大の苦手な“元・落ちこぼれ組”から、メジャーサポートやレコーディングも経験するプロベーシストになりました。

バンドスコアやネットTABに振り回された経験から、
「正確で、現場で本当に弾きやすいTAB譜」づくりに
こだわって活動しています。

このブログでは、独学〜初心者・中級者向けに、TAB譜付きの解説や、現場目線のベースのコツを発信中。
ベースを長く楽しく続けるお手伝いができたらうれしいです。

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