ひまわりの約束のベースTAB|サビ前の2拍小節と高音フレーズ(秦基博)

秦 基博「ひまわりの約束」の通常版ベースTABは、長い音で伴奏を支える場面から、高い音で2音の和音を鳴らす場面まで、ベースの役割の変化を楽しめる譜面です。1Bでは伸びる音にハンマリングの小さな動きを加え、2Bでは14〜15フレット付近の重なりへ進みます。

テンポ表示は♩=79ですが、長い休みからの入り、サビ前の2拍だけの小節、大きなポジション移動には練習が必要です。ここでは通常版の実譜を使い、難しい箇所を分けながら、音がつながる面白さや、2音が重なる響きも確かめていきましょう。

ベースはどこから入る? 12小節休んだあとの4拍目

この通常版は、冒頭から12小節がベースの全休符です。その次の小節もすぐには音を出さず、最初の3拍を休み、4拍目に2弦8フレットを鳴らします。コード名が並んでいても、その下が全休符ならベースは休みです。

1A最後の小節。付点2分休符で3拍休み、4拍目に2弦8フレットを鳴らす
通常版1ページ目、1A最後の小節。最初の音は小節の頭ではありません。小さい画面では枠内を横へ動かせます。

まず直前の1小節から拍を取り、この小節を「1・2・3・4」と数えて、4拍目だけで2弦8フレットを弾いてみてください。次の1B冒頭は2弦13フレットへ移るので、8フレットを鳴らしたあとに上のポジションへ向かう動きまでつなぎます。長い休みを全部再生する練習と、入る前後だけを取り出す練習を分けると、数え間違いと移動の遅れを別々に確かめられます。

入りの位置をつかんだら、休みから最初の1音、次の1Bまでを一息の流れとして弾いてみてください。待っている時間も含めてフレーズを作るつもりで取り組むと、音を出す瞬間だけに力が入りすぎるのを避けながら、ベースが加わる場面を楽しむ練習になります。

1Bの10h12:最初の10フレットから、ずっとつなぐわけではない

1Bの3小節目。2弦10を伸ばし、10を弾き直して12へハンマリングし、1弦9へ進む。コードはCmからC
通常版1ページ目、1Bの3小節目から1小節分を抜粋。hが付くのは、後ろの10→12フレットです。

最初の2弦10フレットは付点4分音符で、1拍半ぶん伸ばします。そのあと、2拍目の後半に同じ10フレットをもう一度弾き、12フレットをハンマリングで鳴らす16分音符2つが入ります。hは、右手で弦をはじき直さず、左手の指で次のフレットをたたくように押さえて発音する指定です。

最初の10フレットから12フレットまで一息でつなげようとすると、後ろの10フレットの発音を抜かしやすくなります。「伸ばす10フレット」と「10h12の短い動き」を分け、後ろの10フレットでは右手を動かし、12フレットでは左手を動かすことを確かめましょう。続く3拍目は1弦9フレットへ移り、2分音符で伸ばします。

上のコード名はCm→Cです。標準チューニングでは、最後の1弦9フレットはEの音で、Cの長3度に当たります。hの指の動きだけを追うのでなく、このEまでを着地点として練習すると、和音が変わるところとフレーズの区切りを一緒に確認できます。

音を伸ばして待つところと、10→12フレットを短くつなぐところの対比が、このフレーズの面白さです。速く指を動かすことだけを目標にせず、最後のEへ向かって一つのまとまりとして弾くことも試してみましょう。

サビ前の2/4:テンポを変えずに、2拍で次へ進む

1Bと2Bの終わりには、4/4拍子から2/4拍子へ変わる小節があります。2/4は1小節が4分音符2つぶんという意味です。ここで2拍ぶん待ち足すと、次のサビへ入るのが遅れてしまいます。

まず音を付けず、「前の小節は1・2・3・4、短い小節は1・2、サビは1・2・3・4」と一定の間隔で数えます。拍を打つ速さは変えず、短い小節だけ数を2つで切り上げる練習です。譜面の小節線を指で追い、2/4の次で4/4へ戻ることも確かめてください。

2Bの高音フレーズ:14・15フレットは、縦に重なる2音

2B最後の2小節。2弦3から10・15へ上がり、1弦15を経て1弦14と2弦15の和音。次の2拍小節へタイが続き、10s12のスライドが入る
通常版3ページ目、2B最後の2小節。後半の小節は2/4拍子です。小さい画面では横へ動かして後半も確認できます。

この4拍の小節では、2弦3→10→15フレットと大きく移動し、1弦15フレットを経て、4拍目に1弦14フレットと2弦15フレットを同時に鳴らします。縦に並んだ14フレットと15フレットを、1本の弦で14→15フレットと順番に弾く形に読み替えないようにしましょう。

標準チューニングで読むと、1弦15フレットのB♭から14フレットのAへ半音下がり、2弦15フレットのFと重なります。上のFsus4→Fというコード表示と対応する動きです。まずは最後の「1弦15フレット→1弦14フレット+2弦15フレット」だけを取り出し、2音を押さえる形と、ほかの弦の余韻を止める動作を確かめてから、低い3フレットからの移動を足してみてください。

2本の弦を別々に鳴らしてから同時に鳴らすと、1音のベースとは違う重なりを耳で確かめられます。高い位置で和音を作る響きは、この通常版で取り組みたい楽しみの一つです。指の形が安定したら、Fsus4からFへ変わるところまでつなげてみてください。

和音は次の2/4小節へタイでつながります。短い小節の最初の「1」で弾き直すのではなく、前の和音を伸ばして通過します。そのあとに2弦10→12フレットのスライド、1弦10フレット、2弦12フレットが続きます。最初から全音をつなぐ前に、「4拍目の和音→次の小節の1拍目まで保つ」と「そのあとのスライド」を分けると、拍数の切り替えと左手の移動を整理しやすくなります。

通常版の全曲PDF|難易度・仕様・購入先

紹介した通常版は4弦ベース用の五線譜+TAB譜で、コード名と奏法記号を併記しています。販売上の難易度表記はPiascoreが中級、対応するSTORES商品が初級〜中級向けです。長い音だけでなく、今回の高音域の和音、ハンマリング、スライド、2拍小節も含めて取り組む譜面として選んでください。

最初から通して弾くのが難しい場合も、まずは1Bの短いフレーズをつなぐこと、次は2Bの和音をきれいに重ねること、と目標を分けられます。少しずつ弾ける場面を増やし、低音で支える役割と高音の響きの両方を味わいながら、全曲へ広げていきたい方に向く通常版です。

全曲を通して練習する方は、1Aから各サビ・間奏・エンディングまで追える通常版PDFをご覧ください。Piascoreの表示は全5ページで、楽譜4ページと末尾の案内1ページです。Web価格は360円(税込)、対応するSTORES商品は400円(税込)です。(2026年11月1日確認)

ひまわりの約束の通常版PDFを見る|Piascore 360円(Web表示)

べーやん

楽譜が大の苦手な“元・落ちこぼれ組”から、メジャーサポートやレコーディングも経験するプロベーシストになりました。

バンドスコアやネットTABに振り回された経験から、
「正確で、現場で本当に弾きやすいTAB譜」づくりに
こだわって活動しています。

このブログでは、独学〜初心者・中級者向けに、TAB譜付きの解説や、現場目線のベースのコツを発信中。
ベースを長く楽しく続けるお手伝いができたらうれしいです。

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