マリーゴールド あいみょん|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

あいみょんのマリーゴールドのベースラインは入門者、初心者にも易しい難易度で、ギター、ドラムなどのパートも簡単なためバンド練習の課題曲としても最適といえます。
ゆったりとした8ビートが中心で、基本的なテクニックのみで演奏ができる楽曲です。

この記事を読んでわかること

  • 『マリーゴールド』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

『マリーゴールド』ってどんな曲?

「マリーゴールド」は、あいみょんのメジャー5枚目のシングル。ワーナーミュージック・ジャパン内のレーベル「unBORDE」から2018年8月8日に発売された。『第69回NHK紅白歌合戦』歌唱曲

Wikipediaより引用

曲名の『マリーゴールド』は花の名前で、あいみょん氏は『色々な花言葉を持つマリーゴールドのように色々な捉え方ができる曲であってほしい』と語っています。

歌詞は切なさを感じるラブソングで、『麦わら帽子』などの夏の風景をイメージさせる楽曲です。

作詞作曲したのは誰?

マリーゴールドの作詞作曲はあいみょん氏自身が行なっています。君はロックを聴かない、愛を伝えたいだとか、ハルノヒなどのヒットソングを発表しています。

シンプルなメロディとコード進行は聴き手にすっと入ってくるキャッチーさで、ベースラインもそれを活かすようにシンプルに作られています!

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

ゆったりとしたテンポ(106)でフレーズは8ビート中心で、ベースの演奏が簡単なので、ベース入門者、初心者の方にオススメの曲です!

フィルと呼ばれる動くフレーズがところどころあったり、イントロ、エンディングにはキメ(全員でリズムを合わせて演奏する)があったりと難しい部分もありますが、しっかり練習すれば弾けるフレーズばかりです!

必要なテクニックはスライド奏法のみ!

Cメロの最後のフレーズ

指弾きかピック弾きでの8ビートが中心の楽曲で、ハンマリングやプリング、スラップ奏法は一度も出てきません!

スライド奏法とは、弦を抑えたまま指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。グリッサンド奏法とも呼ばれます。

  • スライド奏法のコツは強く押さえすぎないこと!
    強く押さえすぎると、音程を上下させるのが難しくなります。
  • 左手の親指を離すこと!
    スライドさせる時は、親指をネックの裏から離すとやりやすくなります。

参考になるYoutube動画はコチラ↓

ゆったりとしたBPM

BPMはBeats Per Minuteの略で、1分間に何回拍を打つかを表す数値です。簡単に言うと、曲の速さを表す単位です。BPMの数値が高いほど曲は速く、低いほど遅くなります。例えば

  • 60〜90 BPM:ゆっくりとしたバラード
  • 100〜120 BPM:一般的なポップス
  • 180 BPM:速いロック系の曲

マリーゴールドは108なので、一般的なポップスの中ではゆったりとした曲です。
ビートも8ビートで、初心者の方にも無理なく弾ける速さになっています!

難易度に不安があったら簡単アレンジの楽譜で練習しよう!

易しい難易度とは言え、ベースを始めてから初めて曲をコピーする、まだ1、2しかコピーしていない方にとっては不安かもしれません…

簡単アレンジされた譜面は、ベースをこれから始める方、始めたばかりの方向けにアレンジされています。
原曲のベースラインの良さは残して、楽しくかっこよく演奏できるように作成されています!

難易度の問題で好きな曲が演奏できないのは勿体無いですよね
好きな曲を練習することはモチベーションが上がり、結果的に早く上達することに繋がります!

この機会に楽譜を手に入れて、好きな曲で早く上達しましょう!

演奏のポイント

ゆったりとしたテンポのシンプルな8ビートのベースラインの曲です!
リズムをたっぷり感じながら演奏することがポイントです!

イントロ、エンディングのキメは休符を意識しよう!

休符とは、音を出さないお休みの部分のことです。
ベーシストは特に休符を意識することが大切です!

バンドの中ではベースとドラムはリズム隊と呼ばれ、ビートを出す担当の楽器ですが、ドラムは音を止めるタイミングをコントロールすることが物理的に難しいので、休符でリズムを表現することが制限されてしまいます。

対してベースは自分の思ったタイミングで音を止められる楽器なので、しっかりと休符を意識して演奏することでドラマーと合わせて強力なリズムを刻むことができます!

イントロ、エンディングのキメ

イントロ、エンディングのキメは『ター タ タタ』のように、休符をしっかり感じて演奏しましょう!

マリーゴールドの楽譜の読み方

販売されている『マリーゴールド / あいみょん』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

2段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

怪獣の花唄の楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • スライド
  • スタッカート

スライド

音符から生えている曲線がスライド

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。
曲線が上向きなら、音が高くなる方へスライドします。なので上の楽譜は5フレットから音が高くなる方へスライドします。

スタッカート

2番Bメロのフレーズ

スタッカート (staccato) とは、イタリア語で「分離した」という意味の音楽用語で、音を短く切って、歯切れよく演奏します。
楽譜上では、音符の上か下に「・」のような点をつけて表現します。

マリーゴールドの練習方法

メトロノームを使ってまずはゆっくりから練習しましょう!

いきなり速いテンポで練習をすると…

  • 弾けなくて挫折してしまう
  • ミスをする癖がついてしまう
  • 細かいニュアンスを確認できず、演奏が荒いままになる
  • バンドで合わせた時にアンサンブルを意識する余裕ができない

などの上達の妨げになる様々なリスクがあります…!

まずはテンポ60くらいのミスをせずに弾けるテンポから必ず練習してください!

じっくり焦らず練習することが早く上手くなるコツです!

演奏に必要な機材

4弦ベースで演奏が可能な楽曲です。特別な機材は必要ありません!

原曲の音源はジャズベースを使っていると思われますが、プレシジョンベースでもいい感じに演奏できます!

ベースの音作り

低音域、中音域、高音域をバランスよく、休符もはっきりと聴こえる音作りが良いでしょう!
ベースの素直な音でいい感じに演奏できるので、エフェクター類も特に必要ありません!

まとめ

テンポ106
キーD Major
チューニングレギュラーチューニング(E-A-D-G)
必要な弦の本数4弦以上
難易度初心者向け
音作り低音域、中音域、高音域をバランスよく!

ベースを始めてから少し経って、演奏することに慣れてきたなと思ったら是非チャレンジしていきたい楽曲です!

今すぐ楽譜を手に入れて周りと差をつけましょう!

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