KICK BACKのベースTAB|イントロのスラップ・休符と練習法

米津玄師「KICK BACK」のベースを弾いてみたい! でも、イントロのスラップを原曲の速さで追おうとすると、左手も右手も忙しくなりますよね。まずは、音を出す順番と休む場所を分けて整理してみましょう。

この記事では、販売しているTAB譜のイントロを使って、反復する低い音・休符・高い位置への移動を確認します。最初から曲を通そうとせず、1〜2小節ずつ練習するための手順を紹介します!

難易度は中〜上級! 速さと動きを分けて考えよう

Piascoreの商品名での難易度表記は中〜上級、販売譜のテンポ指定は♩=204です。数字だけを見ると身構えてしまいますが、つまずく理由を分けると、取り組む順番が見えてきます。

  • イントロの冒頭にある「Slap」の奏法指定に対応すること。
  • 同じフレットの音でも、長さを変えたり休符で止めたりすること。
  • 低い位置のフレーズから、15フレット付近へ手を移すこと。

初心者の方は、まず指弾きなど慣れた弾き方で音程とリズムを確認し、そのあとにスラップを合わせる練習もできます。これは練習を段階に分ける方法です。販売譜は中〜上級向けの商品なので、購入前にサンプルの内容を確認してみてください!

この記事で見られるのは解説用の短い譜例です。全曲のPDF楽譜は有料になります。

イントロのTAB譜! まずは6フレットと休符を確認しよう

下は楽譜の1ページ目、イントロ最初の4小節です。画像はタップすると拡大できます。まずは、左側の2小節に注目してみましょう!

KICK BACKのイントロ冒頭4小節。♩=204、冒頭のSlap指定、6フレットの反復と休符を含むベースTAB譜例。
イントロ冒頭4小節の譜例。まずは最初の2小節に注目しましょう!

6フレットの音は、長さを弾き分けよう!

冒頭は6フレットの音が続きますが、最初の音は4分音符、続く2音は8分音符です。同じ数字が並んでいても、同じ間隔で弾き続ける形ではありません。最初の音の下には、短く切る指定の点(スタッカート)もあります。

まずは6フレットの音だけで、4分音符と8分音符の間隔を声や手拍子で確認します。スラップの音を強く出そうとする前に、「最初の音を短く切って、次の音を待つ」という動きを試してみましょう!

4→6フレット、休符後は3フレットへ!

1小節目の後半は、4フレットから6フレットへ移り、休符をはさんで3フレットが出てきます。数字と、数字が書かれている弦の線をセットで読むのがポイントです。左手の位置だけでなく、右手が鳴らす弦も確認しましょう。

休符の場所では、直前の音も止めます。左手を弦から大きく離すと余計な音が出る場合があるので、押さえる力を抜きつつ軽く触れ、音が止まるかを聴いてみてください。

次のFの小節は、最初に休符があり、そのあとに1フレットが入ります。小節の頭を全部弾くつもりで入ると、音が先に出てしまうところです。休符も含めて拍を数え、最初の1音を待つ練習をしてみましょう!

スラップを合わせる前に! 音を止める動きを作ろう

スラップでは、親指で弦をたたくサムピングや、指で弦を引いて鳴らすプルを使います。譜例の冒頭には「Slap」の指定がありますが、まずは音を出す動作と、振動を止める動作を別々に練習してみてください。

  • 6フレットの音を1音鳴らし、余分な弦まで響いていないかを確認する。
  • 左手や右手を軽く触れさせ、狙ったところで音を止める。
  • 音を止めても拍は数え続け、次の音を待つ。

力を入れすぎると、次の動作へ移りにくくなります。音量はアンプやヘッドホンでも確認しながら、必要な音と休符が区別できる強さで試しましょう! 奏法を切り替える場所は、フル譜の表記もあわせて確認してください。

15フレットへ移る場面! 行き先を先に見つけよう

次の譜例は、同じイントロの7〜8小節です。低い位置の1フレットのあとに、15フレット付近の音が現れます。ここでは数字が書かれている弦も変わるので、左手だけを横へ動かすつもりにならず、どの弦の何フレットへ移るかを確認しましょう!

KICK BACKイントロ7〜8小節。1フレットから15フレットへ移り、タイと14・15フレットの音が現れるTAB譜例。
イントロ7〜8小節。低いフレットから高いフレットへの移動を確認しましょう!

まずは高い位置だけで、15・14・15フレットの場所を探してみてください。同じ15フレットの音をつなぐ曲線(タイ)は、後ろの音を弾き直さず、音を伸ばす指示です。数字が2つ書かれていても、毎回右手で弾くわけではありません。

位置を確認できたら、移動する前の音から短くつなぎます。休符の間も数え続け、目的のフレットへ手が着いてから次の音を鳴らしましょう。移動が間に合わない場合は、練習テンポを下げるほうが、無理な力を入れずに確認できます!

練習は3段階! 1小節から少しずつ広げよう

  • ① 音程とリズムを別々に確認。 まずは♩=60〜80など、余裕のある速さを試します。これは練習用の提案です。難しければさらに下げ、休符の場所まで追える速さにしましょう。
  • ② 冒頭2小節に奏法を合わせる。 慣れた弾き方で流れをつかんだら、販売譜の奏法指定を確認します。スラップを加えても、音の長さと休符が変わっていないかを録音して聴いてみましょう!
  • ③ 高い位置への移動を加える。 7〜8小節を練習したあと、イントロ全体をつなぎます。移動前に手が固まったり、休符を飛ばしたりしていないかを確認します。

♩=204に一度に合わせる必要はありません。音の間隔・止める場所・次の位置を確認できたら、少しずつ速さを上げます。1曲を練習するときは、セクションごとの奏法や位置の変化も、フル譜を見ながら整理してみましょう!

KICK BACKの全曲PDF! 仕様と購入先を確認しよう

項目内容
曲名/アーティストKICK BACK/米津玄師
対応4弦エレキベース用
テンポ♩=204(販売譜の指定)
難易度中〜上級(Piascoreの商品名表記)
記譜五線譜+TAB譜、コード表記
形式・ページ数PDFダウンロード、全8ページ(Piascoreの表示)
価格360円(税込・2026年10月30日確認)

イントロのスラップや休符を確認しながら、曲全体へ練習を広げたい方は、サンプルと収録内容をチェックしてみてください。購入前に、難易度や譜面の見やすさが自分に合うかを確認しましょう!

数字と弦の対応を確認したい方は、ベース初心者のためのTAB譜の読み方へ。まずは8分音符と音の切り方を別の曲で練習したい方には、「やさしくなりたい」のベースTAB解説も紹介しています。

べーやん

楽譜が大の苦手な“元・落ちこぼれ組”から、メジャーサポートやレコーディングも経験するプロベーシストになりました。

バンドスコアやネットTABに振り回された経験から、
「正確で、現場で本当に弾きやすいTAB譜」づくりに
こだわって活動しています。

このブログでは、独学〜初心者・中級者向けに、TAB譜付きの解説や、現場目線のベースのコツを発信中。
ベースを長く楽しく続けるお手伝いができたらうれしいです。

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