踊り子 Vaundy ベース TAB譜|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

Vaundyの踊り子のベースラインは、シンプルながら楽曲の魅力を大きく引き出すベースです。
シンプルなビートとメロディで組み立てられたこの楽曲のベースの難易度、必要なテクニックや練習のポイントについて解説します!

この記事を読んでわかること

  • 『踊り子』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

「踊り子」ってどんな曲?

『踊り子』は2021年11月17日に配信限定でリリースされたVaundyの楽曲です。
女優の小松菜奈が出演したMV同時公開され話題になりました。

いしわたり淳治は、テレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」に出演した際に「2021年の年間マイベスト」第5位に本楽曲を選出。「シンプル過ぎて逆に耳を奪われるリズムとベースと歌だけの引き算の美学。非常に優れたボーカリストである事もこの曲で改めて証明された」とコメントした

Wikipediaより引用

いしわたり淳治はチャットモンチーやOKAMOTO’S、Awesome City Clubらのプロデュース、少女時代やLittle Glee Monsterの楽曲を手掛ける音楽プロデューサーです。
コメントにあるように、踊り子は非常にシンプルな曲ながら深い魅力のある楽曲です。
シンプル故にベースラインは目立ち、曲の重要な要素になっています!

作詞作曲したのは誰?

作詞・作曲は、マルチアーティストのVaundy(バウンディ)です。彼は作詞、作曲、編曲だけでなく、デザインや映像制作も手掛けるマルチな才能の持ち主です。

「踊り子」のベースラインは、曲全体のリズムを支えるだけでなく、楽曲のグルーヴ感を生み出す重要な役割を果たしています。
ベース、ドラムのリズム隊はほぼ同じフレーズの繰り返しでギターやコーラスで曲の盛り上がり、落ち着きを表現した繊細なバランスで組み立てられています。

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

「踊り子」のベースは8分音符を基本としたリズムパターンで入門、初心者向きの楽曲です!
少し速めの曲ですが、ほとんど繰り返しのフレーズなので少ない練習量でも演奏可能なのが特徴です。

8ビートのシンプルなパターン

シンプルな8ビート

踊り子のベースラインは8ビートのシンプルなリズムパターンで作られています。
フレーズが少し動いたりスライドが使われていたりと、ルート弾きだけというわけではありませんがシンプルなフレーズです。

1つのパターンを覚えたら演奏可能!

同じフレーズを繰り返して、休むところでは休む、だけで踊り子は弾けてしまいます!
原曲に忠実なフレーズで入門者にも弾けてしまう数少ない楽曲です!

踊り子の楽譜の読み方

販売されている『踊り子 / Vaundy』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

2段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

踊り子の楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • スライド
  • リピート記号
  • ダルセーニョ、セーニョ記号
  • to Coda、Coda記号

スライド

音符から生えている曲線がスライド

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。
上の楽譜では2フレットから9フレットへ、弦を押さえたまま指を滑らせて演奏します!

リピート記号(反復記号)

リピート記号は楽譜の一部を繰り返して演奏することを指示する記号です。楽譜をシンプルにし、演奏を分かりやすくするための工夫です。

太い縦線と細い縦線の、2本の縦線に2つの点がついた記号がリピート記号で、縦線が左、2つの点が右の記号から、2つの点が左、縦線が左の記号の間を一度繰り返します。

1番カッコ、2番カッコ

サビのフレーズ

1番カッコ、2番カッコは、楽譜上で繰り返し記号と共に使われる記号です。
曲の中で同じ部分を繰り返す際に、一部の音やフレーズを変える場合に用いられます。

最初は1番カッコ内の音符を演奏し、繰り返し記号に戻ったら、1番カッコは飛ばして2番カッコ内の音符を演奏します。

ダルセーニョ、セーニョ記号

右端のD.S. がダルセーニョ

ダルセーニョはD.S.と表記される記号で、セーニョ記号まで戻ることを表す繰り返し記号です。

左側にあるSと%を重ねたような記号がセーニョ記号

楽譜ではD.S. al Codaと表記されており、セーニョ記号に戻った後にこの後解説するCoda(コーダ)へジャンプしてねという意味です!

to Coda、Coda記号

2番サビ後の間奏終わりにto Coda記号がある

to Coda(トゥーコーダ)は、Coda記号へジャンプするという指示です。

◯と十を重ねたような記号がCoda

『踊り子』ではD.S.でセーニョ記号に戻った後に一番と同じように楽譜を読み進めて、もう一度to Codaまで進んだときにジャンプします。

「踊り子」の練習方法

  1. 楽譜を入手する: 正確な音程やリズムを把握するために、楽譜を用意しましょう。
  2. ゆっくりとしたテンポから始める: 最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々にテンポを上げていきましょう。
  3. メトロノームに合わせて練習する: リズムキープの練習には、メトロノームを活用しましょう。
  4. 部分練習と通し練習を繰り返す: 難しい箇所は部分的に練習し、慣れてきたら通しで練習しましょう。

必ずメトロノームを使ってまずはゆっくりから練習しましょう!

いきなり速いテンポで練習をすると…

  • 弾けなくて挫折してしまう
  • ミスをする癖がついてしまう
  • 細かいニュアンスを確認できず、演奏が荒いままになる
  • バンドで合わせた時にアンサンブルを意識する余裕ができない

などの上達の妨げになる様々なリスクがあります…!

まずはテンポ60くらいのミスをせずに弾けるテンポから必ず練習してください!

じっくり焦らず練習することが早く上手くなるコツです!

演奏に必要な機材

  • ベース: 4弦以上のベースであれば、種類は問いません。
  • アンプ: ベースアンプまたはヘッドホンアンプがあると、より良い音で練習できます。
  • シールド: ベースとアンプを接続するためのケーブルです。
  • チューナー: 正確な音程で演奏するために、チューナーを使いましょう。
  • メトロノーム: リズム感を養うために、メトロノームを使って練習しましょう。

原曲の音源はジャズベースの音と思われますが、プレシジョンベースでもいい感じに演奏できます!

ベースの音作り

『踊り子』のベースの音作りは、アタック感のあるクリアなサウンドがおすすめです。
アンプの設定は、中音域を少し強調し、低音域をタイトにすると良いでしょう。
また、コンプレッサーを軽くかけることで、音の粒を揃え、安定感のあるサウンドにすることもできます。

まとめ

テンポ157
キーG Major
チューニングレギュラーチューニング(E-A-D-G)
必要な弦の本数4弦以上
難易度初心者向け
音作り中音域を少し強調し、低音域をタイトに!

Vaundyの『踊り子』は演奏の難易度が優しく、ベースラインは楽曲のグルーヴ感を生み出す重要な役割を果たしています。
この記事で紹介した練習方法を参考に、ぜひ「踊り子」のベース演奏に挑戦してみてください。

より深く『踊り子』のベースを理解したい方は、楽譜を購入して練習することをおすすめします!
楽譜には、正確な音符やリズム、運指などが記載されているため、効率的に練習を進めることができます!

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