2億4千万の瞳 郷ひろみ ベース TAB譜|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

この記事では、郷ひろみの代表曲「2億4千万の瞳」のベースについて解説します。演奏の難易度や必要なテクニック、練習のポイントなどを紹介します。

この記事を読んでわかること

  • 『2億4千万の瞳』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

「2億4千万の瞳」ってどんな曲?

1984年にリリースされた郷ひろみの50作目のシングルで、作詞は売野雅勇、作曲・編曲は井上大輔が手掛けました。

国鉄キャンペーンCMソング」のCMソングとして起用され、オリコン週間シングルランキングで7位を獲得。
最近ではYoutubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で歌唱されるなど、彼の代表曲の一つとして広く知られています。

作詞作曲したのは誰?

作詞は数多くのヒット曲を生み出した売野雅勇、作曲・編曲は井上大輔が担当しました。
売野雅勇は、中森明菜の「少女A」やラッツ&スターの「め組のひと」など、キャッチーなフレーズと時代を反映した歌詞で知られています。
井上大輔は、作曲家としてだけでなく、アレンジャーやプロデューサーとしても活躍し、日本の音楽シーンに多大な影響を与えました。

「2億4千万の瞳」のベースラインは、曲全体を力強く支え、アップテンポなリズムを刻んでいます。
シンプルなルート弾きの8ビートが中心ですが、オクターブ奏法をここぞというタイミングで使って曲の開放的でエネルギッシュな雰囲気をさらに盛り上げています。

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

「2億4千万の瞳」のベースは8分音符中心のシンプルなリズムパターンが多いですが、テンポが速く、オクターブ奏法も使われているため、正確なリズムキープと運指が求められます。
オクターブ奏法ができるかどうかは脱初心者の目安とも言われており、数曲コピーしたことがある方〜中級者向けの楽曲になります。

しかし、基本的なベーステクニックを習得していれば、練習次第で十分に演奏可能です。楽譜や動画などを参考に、繰り返し練習することで、徐々に上達できるでしょう。

シンプルなルート弾きが中心!

イントロのフレーズ

8ビートでのルート弾きが曲の大半を占めており、弾くこと自体はそこまで難しくありません!

キメが多い!

イントロのフレーズ

複数の楽器パートで同じリズムを演奏するキメが曲中にたくさん出てきます!
休符を意識しながらしっかりタイミングをあわせましょう!

テンポが速い!

BPM160と速いテンポなので、リズムキープが難しいと感じるかもしれません。メトロノームを活用し、ゆっくりとしたテンポから徐々に上げていく練習が効果的です。

曲のアクセントとなるオクターブ奏法

Aメロ最後のフレーズ

Aメロの終わりあたりではオクターブ奏法が使われており、スムーズな運指が求められます。ポジション移動の練習を繰り返し、流れるような演奏を目指しましょう。

3連符のキメ

Aメロ最後のフレーズ

3連符は簡単に言うと、通常の音符を3つに均等に分割したものです。
『2億4千万の瞳』では、2拍を3つで割った2拍3連と呼ばれる連符が出てきます。

2億4千万の瞳の楽譜の読み方

販売されている『2億4千万の瞳 / 郷ひろみ』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

二段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

2億4千万の瞳の楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • リピート記号
  • ダルセーニョ、セーニョ記号
  • to Coda、Coda記号

リピート記号(反復記号)

リピート記号は楽譜の一部を繰り返して演奏することを指示する記号です。楽譜をシンプルにし、演奏を分かりやすくするための工夫です。

太い縦線と細い縦線の、2本の縦線に2つの点がついた記号がリピート記号で、縦線が左、2つの点が右の記号から、2つの点が左、縦線が左の記号の間を一度繰り返します。

1番カッコ、2番カッコ

サビのフレーズ

1番カッコ、2番カッコは、楽譜上で繰り返し記号と共に使われる記号です。
曲の中で同じ部分を繰り返す際に、一部の音やフレーズを変える場合に用いられます。

使い方

  1. 最初は1番カッコ内の音符を演奏します。
  2. 繰り返し記号に戻ったら、1番カッコは飛ばして2番カッコ内の音符を演奏します。

ダルセーニョ、セーニョ記号

右端のD.S. がダルセーニョ

ダルセーニョはD.S.と表記される記号で、セーニョ記号まで戻ることを表す繰り返し記号です。

左側にあるSと%を重ねたような記号がセーニョ記号

楽譜ではD.S. al Codaと表記されており、セーニョ記号に戻った後にこの後解説するCoda(コーダ)へジャンプしてねという意味です!

to Coda、Coda記号

2番サビ後の間奏終わりにto Coda記号がある

to Coda(トゥーコーダ)は、Coda記号へジャンプするという指示です。

◯と十を重ねたような記号がCoda

『2億4千万の瞳』ではD.S.でセーニョ記号に戻った後に一番と同じように楽譜を読み進めて、もう一度to Codaまで進んだときにジャンプします。

「2億4千万の瞳」の練習方法

  1. 楽譜を入手する: 正確な音程やリズムを把握するために、楽譜を用意しましょう。
  2. ゆっくりとしたテンポから始める: 最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々にテンポを上げていきましょう。
  3. メトロノームに合わせて練習する: リズムキープの練習には、メトロノームを活用しましょう。
  4. 部分練習と通し練習を繰り返す: 難しい箇所は部分的に練習し、慣れてきたら通しで練習しましょう。

必ずメトロノームを使ってまずはゆっくりから練習しましょう!

いきなり速いテンポで練習をすると…

  • 弾けなくて挫折してしまう
  • ミスをする癖がついてしまう
  • 細かいニュアンスを確認できず、演奏が荒いままになる
  • バンドで合わせた時にアンサンブルを意識する余裕ができない

などの上達の妨げになる様々なリスクがあります…!

まずはテンポ60くらいのミスをせずに弾けるテンポから必ず練習してください!

じっくり焦らず練習することが早く上手くなるコツです!

ベースの音作り

「2億4千万の瞳」のベースの音作りは、アタック感のあるクリアなサウンドがおすすめです。

アンプの設定は、中音域を少し強調し、低音域をタイトにすると良いでしょう。
指弾きかピック弾きでメリハリのあるサウンドを目指しましょう!

まとめ

テンポ160
キーF Major
チューニングレギュラーチューニング(E-A-D-G)
必要な弦の本数4弦以上
難易度初心者〜中級者向け
音作り中音域を少し強調し、低音域をタイトに!

郷ひろみの「2億4千万の瞳」は、アップテンポでエネルギッシュな曲調が特徴的な楽曲です。ベースラインも、曲の雰囲気を盛り上げる重要な役割を果たしています。この記事で紹介した練習方法を参考に、ぜひ「2億4千万の瞳」のベース演奏に挑戦してみてください。

より深く「2億4千万の瞳」のベースを理解したい方は、楽譜を購入して練習することをおすすめします。楽譜には、正確な音符やリズム、運指などが記載されているため、効率的に練習を進めることができます。

さあ、あなたも「2億4千万の瞳」を演奏して、あの頃の熱い気持ちを蘇らせましょう!

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