花束 back number ベース TAB譜|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

この記事では、back numberの名曲「花束」のベースについて解説します。演奏の難易度や必要なテクニック、練習のポイント、さらにおすすめの機材まで紹介します。

この記事を読んでわかること

  • 『花束』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

「花束」ってどんな曲?

2011年にリリースされたback numberの代表曲の一つでTBS系『COUNT DOWN TV』のエンディングテーマとしても使用されていました。

作詞作曲したのは誰?

作詞・作曲は、back numberのボーカル・ギターを担当する清水依与吏です。彼の書く歌詞は、日常の風景や心情を繊細に描写し、多くの人の心に響くことが特徴です。

『花束』のベースラインは、曲全体を支える重要な役割を果たしています。
ゆっくりめのテンポで8ビートを中心に作られながら、効果的に細かいリズムを使ってリズムにメリハリを出しています。

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

『花束』のベースは、初心者〜中級者向けの難易度です。
基本的な8ビートのリズムが中心ですが意外と細かい動きが多く、数曲はコピーしたことがある方向けの楽曲になります。

曲の雰囲気を表現するためには、音の強弱やリズムの正確さなど、細かいニュアンスに注意する必要があります。特にサビの部分は、感情を込めて演奏することが重要です。

イントロの印象的なキメフレーズ

イントロのフレーズ

キメとは複数のパートで同じリズムを合わせて演奏するフレーズのことで、花束ではイントロ等で出てきます。
上の楽譜では4弦5フレット、4弦7フレット、3弦4フレットの部分がキメになっています。

キメではアンサンブルを意識することが大切です!他のパートの音を聴きながら演奏する余裕ができるまでしっかり練習しましょう!

歯切れの良い演奏で印象付けるベースライン

Aメロのフレーズ

『花束』のAメロでは音を短く切りながら演奏するベースラインが出てきます。
ゆったりとした曲では一歩一歩大切に歩んでいくような印象を曲に与え、このフレーズのニュアンスはとても大切です!

『ター ター ター ター』と音を伸ばして演奏するのではなく『タ ター』と音を止めて演奏します!

リズミカルなビートを効果的に使っている

サビのフレーズ

8ビートのルート弾きが中心ですが、時々リズムを細かく刻んで曲に抑揚をつけています。
複数の弦を素早く行き来する必要があるので、『花束』の中では難しいフレーズになります。

難易度に不安があったら簡単アレンジの楽譜で練習しよう!

簡単アレンジされた譜面は、ベースをこれから始める方、始めたばかりの方向けにアレンジされています。
原曲のベースラインの良さは残して、楽しくかっこよく演奏できるように作成されています!

難易度の問題で好きな曲が演奏できないのは勿体無いですよね
好きな曲を練習することはモチベーションが上がり、結果的に早く上達することに繋がります!

この機会に楽譜を手に入れて、好きな曲で早く上達しましょう!

花束の楽譜の読み方

販売されている『花束 / back number』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

2段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

花束の楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • スライド
  • ハンマリング
  • スタッカート
  • バツ印の音符

スライド

曲線と『s』がスライドを表す

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。
スライドのポイントは弦を強く押さえすぎないことです!軽い力でフレットを押さえて音程を変えていきます。

始まりのフレット、終わりのフレットが明確に指示されているスライドとそうでないスライドがあります。
上の楽譜の2つ目のスライドは7フレットから始まり12フレットまでスライドするように明確に指示されています。
2つ目のスライドは12フレットから音が下がる(0フレット方向)へスライドしますが、終わりのフレットは明確に指示されていません。
この場合はお好みのタイミングで音を止めましょう!

ハンマリング

曲線と『h』がハンマリング

ハンマリングは、右手で弦を弾かずに、左手だけで音を出すテクニックです。弦を叩くように押さえることで、2つの音を連続して出します。

ハンマリングについて解説しているおすすめのYoutube動画はこちらです!

スタッカート

『・』がついている音を短く切って演奏します

スタッカート (staccato) とは、イタリア語で「分離した」という意味の音楽用語で、音を短く切って、歯切れよく演奏します。
楽譜上では、音符の上か下に「・」のような点をつけて表現します。

バツ印の音符

イントロのフレーズ

バツ印の音符は音程の無い音を楽譜に表す時に使われます。
花束の楽譜ではスライドの始まりの音が明確でないときにバツ印の音符が使われています。
2フレットあたりから大きく7フレットまでスライドしましょう!

演奏に必要なテクニック

「花束」のベース演奏に必要なテクニックは以下の通りです。

  • 8ビートのリズムキープ: 曲全体を通して、正確なリズムを刻むことが重要です。メトロノームを使って練習すると良いでしょう。
  • ルート音の把握: コード進行に合わせて、適切なルート音を弾く必要があります。コードの構成音を理解することで、よりスムーズに演奏できます。
  • ピッキングの強弱: 曲の雰囲気に合わせて、ピッキングの強弱を調整しましょう。特にサビの部分は、感情を込めて演奏することが重要です。

練習のポイント

「花束」のベースを練習する際のポイントは以下の通りです。

  1. 楽譜を入手する: 正確な音程やリズムを把握するために、楽譜を用意しましょう。
  2. ゆっくりとしたテンポから始める: 最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々にテンポを上げていきましょう。
  3. 原曲を聴きながら練習する: 原曲を聴きながら練習することで、曲の雰囲気やリズム感を掴むことができます。
  4. 動画を参考に練習する: YouTubeなどの動画サイトには、演奏動画やレッスン動画が多数公開されています。これらの動画を参考に練習するのも効果的です。

必ずメトロノームを使ってまずはゆっくりから練習しましょう!

いきなり速いテンポで練習をすると…

  • 弾けなくて挫折してしまう
  • ミスをする癖がついてしまう
  • 細かいニュアンスを確認できず、演奏が荒いままになる
  • バンドで合わせた時にアンサンブルを意識する余裕ができない

などの上達の妨げになる様々なリスクがあります…!

まずはテンポ60くらいのミスをせずに弾けるテンポから必ず練習してください!

じっくり焦らず練習することが早く上手くなるコツです!

演奏に必要な機材

「花束」のベース演奏に必要な機材は以下の通りです。

  • ベース: 4弦ベースであれば、種類は問いません。
  • アンプ: ベースアンプまたはヘッドホンアンプがあると、より良い音で練習できます。
  • シールド: ベースとアンプを接続するためのケーブルです。
  • チューナー: 正確な音程で演奏するために、チューナーを使いましょう。
  • メトロノーム: リズム感を養うために、メトロノームを使って練習しましょう。

まとめ

back numberの「花束」は、初心者でも挑戦しやすいベース曲です。基本的なテクニックを習得し、練習を重ねることで、きっと演奏できるようになるでしょう。ぜひこの記事を参考に、「花束」のベース演奏に挑戦してみてください。

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