シンデレラボーイ Saucy Dog|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

Saucy Dogの代表曲『シンデレラボーイ』のTAB付きエレキベース譜面です。
女性目線で書かれた切ない歌詞は多くの人々を魅了し、Saucy Dogのライブでは定番の曲であり、Billboard JAPANのチャートやカラオケランキングでも一桁台に載る大人気曲です。

この記事を読んでわかること

  • 『シンデレラボーイ』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

『シンデレラボーイ』ってどんな曲?

「シンデレラボーイ」は、日本のロックバンド・Saucy Dogの楽曲。2021年8月25日にリリースされた5枚目のミニ・アルバム『レイジ―サンデー』の収録曲で、当楽曲は2021年8月18日に先行配信された

Wikipediaより引用

ミニアルバムの『レイジーサンデー』のリード曲として発表され、2022年1月にはこの楽曲でミュージックステーション(Mステ)に初出演します。

女性目線の恋愛ソングですが、最低な恋人を忘れられない、嫌いになれないような切ない感情が伝わる歌詞になっています。

作詞作曲したのは誰?

作曲はSaucy Dog、作詞はギターボーカルの石原慎也が行っており、初めて女性目線で作詞を行った恋愛ソングです。
いつか、魔法にかけられて等のヒット曲を生み出したSaucy Dogのライブでは定番のナンバーになります。

印象的なギターのアルペジオから曲が始まり、サビでは激しくなったり間奏ではキメが満載の楽曲で、歌詞の主人公の感情を表現するような激しく展開する楽曲になっています。

ベースを演奏しているのは誰?

シンデレラボーイのベースはSaucy Dogのメンバーである秋澤和貴が演奏しています。
ベースではあまりやらないコード弾きや、キメをあえて無視して掛け合いになるようなプレイを積極的にする挑戦的なベーシストという印象です。

挑戦的なフレーズが多いですが悪目立ちすることは決して無く、曲に自然に馴染むベースラインです。
3ピース編成のSaucy Dogで、曲を良くするフレーズが結果的に挑戦的なフレーズになっているといった感じでしょう。

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

テンポもゆったり(108)としており、自然ですっと聴けるベースラインは一見簡単そうに思えますが、スライドハンマリングを使った歌心のあるフレーズや和音を演奏するダブルストップといったテクニックが満載のベースラインで意外と難易度が高いです。

フレーズを完コピして曲の世界観を充分に表現するには中級〜上級レベルのスキルが必要になります。

歌心のあるベースライン

1番Aメロ後半のフレーズ

スライドやハンマリングを使ったフレーズがよく出てきます。
力任せに演奏せず、自然に歌えるように各テクニックに慣れている必要があります。

ベースが和音を弾くフレーズ

2番Bメロ後の間奏のフレーズ

2番のBメロが終わった後には曲調がガラッと変わってファンキーな雰囲気になります。
このときベースは和音を弾くフレーズがあり、2本の弦を同時に鳴らすテクニックはダブルストップと呼ばれます。

シンデレラボーイのフレーズでは和音を弾きながらスライドをするフレーズで、ダブルストップの応用パターンです。
運指は例えば1弦11フレットを中指、2弦10フレットを人差し指で押さえ、音が消えないように1フレットずらします。

ピッキングは1弦と2弦を一本の指で一気に振り抜いて演奏します。

サビ前のユニゾンフレーズ

1番サビ前のフレーズ

ユニゾンとは複数の楽器パートで同じフレーズを演奏することで、シンデレラボーイではサビの前、エンディングでギターとベースのユニゾンフレーズがあります。

この部分はドラムがビートを刻んでいないので、ギタリストとしっかりとリズムを合わせる必要があります。

難易度に不安があったら簡単アレンジの楽譜で練習しよう!

簡単アレンジされた譜面は、ベースをこれから始める方、始めたばかりの方向けにアレンジされています。
原曲のベースラインの良さは残して、楽しくかっこよく演奏できるように作成されています!

難易度の問題で好きな曲が演奏できないのは勿体無いですよね
好きな曲を練習することはモチベーションが上がり、結果的に早く上達することに繋がります!

この機会に楽譜を手に入れて、好きな曲で早く上達しましょう!

シンデレラボーイの楽譜の読み方

販売されている『シンデレラボーイ/ Saucy Dog』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

二段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

シンデレラボーイの楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • ハンマリング
  • スライド
  • スタッカート

ハンマリング

12フレットと14フレット間の曲線とh.がハンマリングを表している

ハンマリングは、右手で弦を弾かずに、左手だけで音を出すテクニックです。弦を叩くように押さえることで、2つの音を連続して出します。

ハンマリングについて解説しているおすすめのYoutube動画はこちらです!

スライド

音符から生えている曲線がスライド

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。
曲線が上向きなら、音が高くなる方へスライドします。なので上の楽譜は5フレットから音が高くなる方へスライドします。

スライドの始まりと終わりが指定されているパターン(sはスライドのこと)

スライド奏法は始まりの音と終わりの音が指定されている場合があります。
上の楽譜の最初のスライドは、1弦の16フレットから1弦の14フレットへのスライドを弾きます。

スタッカート

1番Aメロのフレーズ

スタッカート (staccato) とは、イタリア語で「分離した」という意味の音楽用語で、音を短く切って、歯切れよく演奏します。
楽譜上では、音符の上か下に「・」のような点をつけて表現します。

シンデレラボーイの練習方法

メトロノームを使ってまずはゆっくりから練習しましょう!

いきなり速いテンポで練習をすると…

  • 弾けなくて挫折してしまう
  • ミスをする癖がついてしまう
  • 細かいニュアンスを確認できず、演奏が荒いままになる
  • バンドで合わせた時にアンサンブルを意識する余裕ができない

などの上達の妨げになる様々なリスクがあります…!

まずはテンポ60くらいのミスをせずに弾けるテンポから必ず練習してください!

じっくり焦らず練習することが早く上手くなるコツです!

演奏のポイント

とにかくフレーズを歌うことが大事です!
歌詞のストーリーを感じながら、一つ一つの音を大切に演奏しましょう!

メロディアスなフレーズが満載!歌心をしっかり持って演奏しよう!

演奏に必要な機材

4弦ベースで演奏が可能な楽曲です。特別な機材は必要ありません!

ベースの音作り

低音域、中音域、高音域をバランスよく、休符もはっきりと聴こえる音作りが良いでしょう!

まとめ

テンポ108
キーA Major
チューニングレギュラーチューニング(E-A-D-G)
必要な弦の本数4弦以上
難易度中級〜上級者向け
音作り低音域、中音域、高音域をバランスよく!

演奏できたら注目の的間違い無し!

今すぐ楽譜を手に入れて周りと差をつけましょう!

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