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TAB譜付きで学ぶ亀田誠治のベースプレイ|神フレーズとサウンドの秘密(使用機材)

亀田誠治のベースを研究するとき、フレーズの形とともに注目したいのが、歌や他の楽器との関わりです。本人が語る演奏の考え方を手がかりに、椎名林檎、東京事変、平井堅、JUJUの4曲を販売中のベースTABで見ていきます。

短い譜例で音の動きや長さを確かめ、曲全体の練習に使えるPDF楽譜を選べるように、各曲の練習の焦点と購入先をまとめました。

この記事を読むとできるようになること

  • 亀田誠治の曲を支える考え方と、確認できた使用機材の例が分かる
  • 「丸ノ内サディスティック」「キラーチューン」など、代表曲の神フレーズの聴きどころが分かる
  • 4曲分の全曲ベースTABの販売ページを確認できる
  • ベース・エフェクター・アクセサリの仕様を確かめるポイントが分かる

ベーシスト亀田誠治のプロフィール|生い立ちと経歴

亀田誠治は1964年、ニューヨーク生まれの音楽プロデューサー・ベーシストです。早稲田大学第一文学部を卒業し、1989年からプロデューサー、ベースプレーヤーとして活動を始めました。『就職ジャーナル』の本人インタビューでは、楽曲提供から編曲の仕事へ進み、崎谷健次郎のツアー参加をきっかけにベーシストとしての現場も広がったと振り返っています。

椎名林檎のアルバム『無罪モラトリアム』(1999年)、『勝訴ストリップ』(2000年)には編曲とベースで参加。本人は、両作のヒットを通じて名前が知られ、プロデュースの仕事が増えたと語っています。2004年には椎名林檎らと東京事変を結成。日比谷音楽祭の公式プロフィールには、2007年・2015年の日本レコード大賞編曲賞の受賞歴が記されています。

ベースへの興味の原点にも、歌の裏側を聴く楽しさがあります。2022年のJ-WAVE出演時の話では、小学5年生ごろ、家にあったギターでビートルズ「Hello, Goodbye」のベースラインを追っていたと明かしています。

亀田誠治のベースプレイ分析|プレイスタイルとベースラインの特徴

Anker Japanの本人インタビューで亀田さんは、ベースだけの音を考えるより、その曲の大切な部分やボーカルを感じ取り、どう弾けば曲がよくなるかを考えると話しています。指弾き、ピック弾き、スラップなども挙げており、奏法と曲の役割を結び付けて考える入口になります。以下では、本人の考え方と販売TABの記譜を手がかりに、練習で確かめたい点を整理します。

歌や他の楽器を引き立てる、合奏の視点

J-WAVEの本人出演回では、周りの楽器を生かし、リズムを滑らかにつなぐことを、よいベースの特徴として説明しています。上達についても、誰かと一緒に演奏する経験を勧めています。

例えば下で扱う「やさしさで溢れるように」のBメロ譜例は、長く伸ばす音から高音のフィルへ進みます。一人で音の長さと移動を確かめたら、原曲や合奏に合わせ、音を保つ間と、動き出すところで伴奏の聞こえ方がどう変わるかを確かめる提案です。フレット番号を覚えたあとに、周囲の音との関係へ練習を広げられます。

本人が語る表拍・裏拍の感覚

2026年4月のBARKSインタビューでは、亀田さんは自身のリズム感について、表拍を基準に置き、裏拍には少しタメが生まれる感覚を説明しています。表拍は拍の頭、裏拍はその中間に当たる位置です。

練習では、まず均等な8分音符を弾ける状態を作り、次に原曲の音が出る位置を聴いて比べる方法があります。タイやスタッカートが示す音の長さと、細かな発音のタイミングを分けて確かめると、何を変えているのかを整理しやすくなります。これは本人の発言を踏まえた練習の提案で、4曲のすべてを同じタイミングで弾くという指定ではありません。

コードの響きをつなぐ音をTABで読む

「丸ノ内サディスティック」のサビ譜例では、G7の上でソからシへ進みます。ソはコードの根音、シは和音の性格を作る第3音です。低い音で支える動きの中に、コードの響きを表す音が入ることを、TABとコード名の両方から確かめられます。

練習では、このソ→シだけをG7の伴奏に重ね、響きを確かめてから前後をつなぐ方法があります。下の譜例解説では、どの弦・フレットへ移るかも示します。音の名前、和音の役割、指板上の位置を結び付ける練習の提案です。

TAB譜付き!亀田誠治のベースが光る代表曲・名演フレーズ

ここからは、亀田さんが関わった作品の4曲を、短い譜例とともに見ていきます。『ベース・マガジン』の2024年8月号の公式案内でも、「キラーチューン」「POP STAR」「やさしさで溢れるように」が、亀田さんのベース・プレイを扱う付録スコアの収録曲として挙げられています。

以下の解説と譜例は、当店で販売している各曲のTABに基づきます。各曲で、何を練習できるか、どんな音の動きがあるかを確かめ、気になる1曲から全曲の練習へ進めてみてください。

椎名林檎「丸ノ内サディスティック」

この曲をコピーすると身につくこと

  • サビの短く切る音と、つなげる音を弾き分けること
  • G7のソ→シで、コードの響きと弦移動を結び付けること
  • Ba.Soloの高いポジションと2音同時の表記を読むこと

「丸ノ内サディスティック」は、1999年発売の『無罪モラトリアム』に収録されています。ここでは、販売中の4弦用TABに書かれた内容から、サビとソロの練習の焦点を見ていきます。

サビの譜例では、8分音符を軸にした反復の中で、スタッカートの点が付いた音と、カーブでつながる箇所が書き分けられています。左の小節のG7では、4弦3フレットのソから3弦2フレットのシへ進みます。シはG7の第3音で、コードの響きを確かめながら弦を移る練習にも使えます。

通常版の販売譜には「Ba.Solo」と記された8小節があり、12フレット以上でのハンマリングや、2音を同時に鳴らす表記が登場します。サビの2小節で消音と弦移動を確認したあと、高いポジションで音をつなぐことや、2音の響きをそろえることへ練習を広げる提案です。

1サビの冒頭2小節。4弦4フレットから4弦3フレット、3弦2フレットへ進み、次の小節は3弦3フレットから2弦6フレットへ移るベースTAB譜
1サビの冒頭2小節。小さい画面では、枠の中を横に動かせます。

この2小節では、点が付いた音を短く区切ることが練習の入口になります。音符のそばの小さな点は、スタッカートの記号です。まずは最初の4弦4フレットのうち、点が付いた3つの音で、弾いたあとの余韻が次の音まで残りすぎないかを確かめてみましょう。音を止める方法としては、弦を押さえる左手の力を緩め、指を弦に触れさせたまま振動を止める方法があります。点がない音やカーブでつながる部分まで一律に短く切らず、まず点がある箇所だけを分けて練習する提案です。

左の小節は4弦4フレット→4弦3フレット→3弦2フレット、右の小節は3弦3フレット→2弦6フレットへ動きます。同じ弦の上を移るところと、隣の弦へ移るところを分けて確認すると、TABの数字だけを追うより位置を整理しやすくなります。これは譜面から練習するための提案です。音の切り方と練習の順番を詳しく見ると、曲全体へ広げる練習も確認できます。

東京事変「キラーチューン」

この曲をコピーすると身につくこと

  • Aメロの8分音符で動くラインで、半音ずつの上行と弦移動をつなぐ
  • サビの同じフレットを繰り返す伴奏と、コードが変わる位置を押さえる
  • 半音下げチューニングで、動くAメロと反復するサビを弾き分ける

この曲のTAB譜では、Aメロで音の高さが次々に変わるラインと、サビで同じフレットを繰り返す伴奏の対比を楽しめます。下のAメロ冒頭2小節は、1拍に2音のペースで弾く8分音符が中心。サビ冒頭も1小節8音を弾きますが、各小節で同じ数字が続くため、音数を減らすというより、左手の動きを抑えて伴奏を支える場面になります。

キラーチューンのAメロ冒頭2小節。4弦5フレットから3弦4・5・6・7フレットへ上がり、2弦へ移るベースTAB譜
Aメロ冒頭2小節。半音下げチューニングのTAB譜です。スマートフォンでは横に動かして右端まで読めます。

譜例の1小節目は、4弦5フレット→3弦4・5・6・7フレット→2弦4・6・7フレットと進みます。3弦の4→5→6→7は半音ずつ上がる動きです。練習では、この4音だけを同じ間隔で弾き、人差し指・中指・薬指・小指を順に使う運指を試してみてください。これは練習用の提案です。次に前後の弦移動をつなぎ、2弦へ移るときだけ音が遅れないかを確かめます。数字が隣同士の上行と、弦をまたぐ移動を分けて練習すると、つまずく動きを見つけやすくなります。

平井堅「POP STAR」

この曲をコピーすると身につくこと

  • イントロのオクターブのスラップとアクセントを弾き分ける
  • 小節線をまたぐタイを弾き直さずにつなぐ
  • 同じ5フレットでも、4弦から3弦へ移る位置を押さえる

イントロ10〜11小節:オクターブのスラップ

イントロの10〜11小節には「Slap」の指定があり、11小節目では低い音と1オクターブ上の音を行き来します。4弦6フレット→2弦8フレットはシ♭同士、4弦8フレット→2弦10フレットはド同士です。高い方の2音には「>」のアクセントがあり、音域を上げる場所と強調する場所が重なっています。

POP STARイントロ10〜11小節。Slap指定、4弦6と2弦8、4弦8と2弦10のオクターブと高音のアクセントを示すベースTAB譜
イントロ10〜11小節。「Slap」の指定と、高い音のアクセントを確かめる2小節です。スマートフォンでは横に動かして読めます。

右手の分担を考える練習として、低い4弦は親指でたたくサム、高い2弦は指で引き上げるプルに割り振る方法を提案します。まず11小節目の最初の「4弦6→2弦8」だけを取り出し、低音を鳴らしたあとも4弦が響き続けないよう、左手の押さえる力を緩めて消音してみましょう。2弦をプルするときに3弦まで一緒に鳴る場合は、左手の指を3弦にも軽く触れさせ、不要な音を止めます。譜面には各音のサム・プルの指定まではないため、これは右手と消音を整理するための一案です。

次に11小節目を「1と・2と・3と・4と」で数えます。高い2弦8フレットは1拍目の裏、2弦10フレットは3拍目の裏です。2拍目の裏の4弦8フレットは3拍目の頭へタイで伸びるので、3拍目を弾き直してから高音へ進まないようにします。先に低音のつながりを保ち、その上で高音のアクセントを目立たせると、音数を増やさずにフレーズの輪郭を作る練習になります。前の10小節目につなぐときは、1フレットと5フレットの点が付いた音だけを短く区切り、カーブでつながる箇所まで一律に切らないことも確認してください。

Aメロ19〜20小節:タイと休符で音を切り替える

「POP STAR」の販売TABには、Aメロ冒頭に「Slap」の指定があります。見どころは、長く伸ばす音・短く休む場所・小節線をまたぐ音のつながり。下の2小節は、2小節目の大部分を休むフレーズです。音を出しているときだけでなく、休んでいる間も拍を感じながら弾く練習になります。

POP STARのAメロ冒頭2小節。4弦3フレットから5フレットを経て3弦5フレットへ移り、小節線をまたぐタイと休符があるベースTAB譜
Aメロ冒頭2小節。「Slap」の指定と、次の小節へ伸ばすタイ、音を止める休符を確認できます。スマートフォンでは横に動かして右端まで読めます。

譜例の1小節目は、4弦3フレットを1〜2拍目に伸ばし、3拍目とその裏で4弦5フレットを2回弾きます。4拍目の頭は8分休符で、8分音符1つ分だけ音を止める場所です。その裏で3弦5フレットを鳴らすと、タイで次の小節の1拍目につながります。2小節目の最初の5フレットは弾き直さず、2拍目から4拍目まで休みます。数字だけを追って2小節目の頭でも弾くと、タイが示す音のつながりが途切れてしまいます。

練習では「1と・2と・3と・4と」と声で数え、まず4拍目の頭で止めることと、その裏で弦を移ることを分けて確かめる提案です。4弦5フレットと3弦5フレットは数字が同じでも別の音なので、移った先の弦も見ておきます。最後に2小節を続け、タイの間は音を保ち、休符に入ったところで消音してください。音を伸ばす・止める・次の弦を鳴らすという3つの動作を整理すると、このフレーズの輪郭を作りやすくなります。

JUJU「やさしさで溢れるように」

この曲をコピーすると身につくこと

  • 長い音から8分音符のフィルへ切り替わるフレーズを読む
  • 9〜19フレットを使う高音域へのポジション移動
  • 半音下げチューニングで、弦移動とタイをつなぐ

この曲の販売TABでは、長い音で支える部分と、高い音域へ一気に動くフィルの対比を練習できます。Bメロの下の2小節にも、長く伸ばす音と、19フレットまで上がる8分音符が並びます。ゆったりした曲でも、細かいフレーズや大きな左手の移動があるところが弾きごたえです。譜面には半音下げチューニングの指定があります。

やさしさで溢れるようにのBメロ3〜4小節目。3弦9フレットの長い音から2弦と1弦へ移り、19・18フレットを弾くベースTAB譜
Bメロの3〜4小節目。半音下げチューニングのTAB譜です。長い音から高音のフィルへ続きます。スマートフォンでは横に動かして右端まで読めます。

左の小節は、3弦9フレットを長く伸ばしたあと、4拍目の裏で同じ9フレットを弾き直す形です。その音は右の小節の最初の9フレットへタイでつながるので、小節線の直後では弾き直しません。右の小節は、3弦9→2弦11・16・14→1弦16・14・19・18フレットへ進みます。最後の19→18フレットは半音下がる動きで、18フレットはさらに次の小節へタイでつながります。

練習では、まず2弦11→16フレットと、1弦14→19フレットという、5フレット分離れた移動を別々に試してみてください。手全体を次のポジションへ移し、到着した音を鳴らす位置を決めてから、前後の音をつなげる提案です。弦をまたぐ動きと大きなポジション移動を分けて確かめると、どこで音が遅れたり途切れたりするかを見つけやすくなります。最後に、左の小節の長い音からフィルへ続けて弾き、音を保つ部分と動く部分の違いを楽しんでみましょう。

亀田誠治の使用例と機材の見方|ベース・アンプ・エフェクター

本人が特別なベースとして挙げた3本や、アンプとラインを組み合わせた当時の構成から、道具の役割を見ていきます。機材を選ぶときに役立つよう、エフェクターや弦については、メーカー仕様に沿った比べ方も紹介します。

ベース本体|フェンダーJBとヤマハBBを軸にしたサウンド

長く愛用するベースの一つが、1966年製フェンダー・ジャズベースです。2023年公開のZeppメールインタビューでは、本人が特別なベースとして、1966年製Jazz Bass、1962年製Precision Bass、YAMAHA BB2024 SEIJI KAMEDA EDITIONの3本を挙げています。FenderNewsの本人インタビューによると、1962年製Precision Bassはスピッツの田村明浩さんから譲られた楽器。東京事変「御祭騒ぎ」や秦基博「鱗」の録音で使い、主に半音下げチューニングで使用したと語っています。楽器名だけでなく、どの曲・どんなチューニングで使ったかまで分かる例です。ヤマハBB2000については、2011年のメーカー現場レポートに、フレットレスへ改造した個体をツアーで使っていた記録があります。

2012年には自身のシグネイチャーモデル「YAMAHA BB2024SK」が限定発売。当時のメーカー発表では、専用のブリッジとピックアップを備え、3月中旬に発売すると案内されています。同年2月の横浜公演の現場レポートでは、メイン機のBB2024SKと、それ以前から使われていたBB2024プロトタイプを区別して紹介しています。

楽器を比較するときは、機種名だけで音が決まると考えず、同じフレーズを弾いてアタックや音の伸び方を比べてみてください。この記事の4曲に使われた録音機材を、上記の使用例だけから特定することはできません。

アンプ|本人が語った構成と中音域の比べ方

2013年の本人投稿では、1966年製Jazz Bassを半音下げの指弾きで使い、VooDooBassを通して、ラインとAmpeg B15を併用する構成を説明しています。ベース本体だけでなく、弾き方、エフェクター、ラインとアンプの組み合わせまで分かる使用例です。投稿のアンプ表記は「B15」で、細かな型式やつまみの数値までは示されていません。

アンプの機能を比べるなら、中音域の調整にも注目してみましょう。B-15Rのメーカー説明書とSVT-CLの説明書では、中音域の中心を選ぶFREQUENCYと、その音域の量を変えるMIDが分かれています。例えば、B-15Rには400Hz・900Hz、SVT-CLには450Hz・800Hzなどの選択肢があります。

中音域を調整できるアンプで試すなら、「丸ノ内サディスティック」のG7のソ→シなど、同じ短いフレーズを使い、まず中心周波数を選んでからMIDの量を少しずつ変える方法があります。伴奏と合わせたときに音の輪郭を追いやすいかを比べ、最後に音量をそろえて聴き直す提案です。メーカー仕様を手がかりにした練習で、亀田さんの設定値や本記事4曲の録音機材を再現したものではありません。

小型アンプYAMAHA THR10は、2011年のメーカー現場レポートで、東京事変の楽屋に置かれ、開演前のウォーミングアップに時折使っていたと紹介されています。これは当時の使用例です。

エフェクター|歪み・プリアンプ・ブースターの役割

亀田誠治とRoger Mayer、イケベ楽器店のコラボレーションで作られたのが、白い筐体のVooDoo-Bass KAMEDA CLASSICです。Roger Mayer公式サイトの製品資料では、初期型を復刻したVooDoo-Bass CLASSICを基に、白いカラーと「KAMEDA CLASSIC」のロゴを採用したシグネチャーモデルとして紹介されています。操作部はGAIN・TONE・OUTPUTの3つ。通常のVooDoo-Bass ClassicとKAMEDA CLASSICは、商品名を区別して確認しましょう。

この資料で分かるのはモデルの成り立ちと製品仕様です。紹介した4曲の録音での使用有無や設定値まで分かるものではないため、音源の歪みを研究するときは、機種名だけでなく、音の立ち上がりや伸ばした音の質感も聴き比べてみてください。

BOSS ST-2 Power Stackは、スタック・アンプのサウンドを参考にしたドライブ系ペダルです。メーカーは、軽いクランチから激しいディストーションまで対応すると説明しています。特徴は、SOUNDつまみ一つで歪みの量と音のキャラクターが同時に変わること。BASS・TREBLEで低音・高音を調整し、LEVELで音量を設定します。

SOUNDを動かすときは、単に歪みが強くなるだけでなく、音色も一緒に変わる点を確かめると機能をつかみやすくなります。これは製品の機能を試すための提案です。亀田さんの使用時期や曲中での切り替え方は一次資料で確認できておらず、「キラーチューンのAメロではこの設定」といった本人の使い方としては扱いません。

Providence DUAL BASS STATION DBS-1は、2系統の入力と、各チャンネルに独立した3バンドEQ・音量調整を備えるベース用プリアンプです。EQは低音・中音・高音の量を調整する機能で、中音域は調整する中心周波数も選べます。1本のベースをIN-Aにつなげば、A/Bで2種類の音色設定を切り替えられます。Xotic EP BoosterやProvidence FINAL BOOSTER FBT-1は、信号のレベルを上げるブースターとして役割を分けて考えましょう。

音作りを試すなら、まず今の音をA側に残し、B側の中音域だけを少し変えて、伴奏と合わせたときのベースラインの聞こえ方を比べる方法があります。ここでの機能説明と練習案は、亀田さんの使用時期・接続順や、紹介曲の録音機材を特定するものではありません。

BOSS BB-1X Bass Driverは、プリアンプのようにベースの基本音色を作るドライブ系ペダルです。DRIVEで歪みの量、BLENDで元の音とエフェクト音の混ざり方、LOW/HIGHで低音・高音を調整します。アンプへ送るOUTPUTに加え、PAやレコーダーへバランス接続できるTRS標準端子のLINE OUTを備えます。

練習では普段の音を基準に、DRIVEを少しずつ変え、次にBLENDで元の音を混ぜて比べてみてください。切り替える前後の音量をそろえると、単に音が大きくなった印象と、歪みや輪郭の変化を聞き分けやすくなります。これは製品の機能を確かめるための提案で、亀田さん本人のセッティングを再現した説明ではありません。

弦・ピック・ケーブルなど周辺アクセサリ

ここからは、弦・ピック・配線の仕様を比べるための案内です。亀田さん本人の現在の使用銘柄や、紹介した4曲の録音での使用を確定する一覧ではありません。

弦を選ぶときは、D’AddarioのEXL170とEXL170Mを区別しましょう。EXL170は.045〜.100インチのロングスケール用、EXL170Mは同じゲージ帯のミディアムスケール用です。いずれもニッケルめっき鋼を巻いたラウンドワウンドですが、対応する長さが異なります。

下の商品カードはEXL170Mです。銘柄と太さだけで選ばず、手元のベースの指定や、巻き線部分に必要な長さも確認してください。「同じ45〜100だから同じ弦」と考えず、末尾のMまで見ることが選び間違いを防ぐ手がかりになります。

Fender 346 Shape Classic Celluloid Picksは、3つの角を使えるセルロイド製ピックです。メーカーの厚み表記ではMediumは0.71mm。1つの角がすり減ったら、別の角へ持ち替えて使える形です。下の商品カードは白色のMedium・12枚セットです。

形を試すなら、「キラーチューン」のAメロ譜例を同じ速さで弾き、ピック先端を出す長さや握る位置を少しずつ変えて、8分音符の音量をそろえやすい持ち方を探してみてください。持ち方の違いを比較する練習の提案です。

Providence P203は、エフェクター間の接続を想定したパッチケーブルです。メーカーは柔軟性を持たせた構造とシールドを紹介しています。下の商品カードはP203の15cm・CLANK EF仕様です。

配線を考えるときは、まずペダルを実際に使う順番で置き、端子同士の距離とプラグの向きを確かめましょう。端子へ無理な力をかけずに届く長さを選ぶ、という提案です。商品名だけで音の改善を決めつけず、接触不良の有無と取り回しも含めて確認すると、選ぶ目的を整理できます。

Voodoo Lab Pedal Power 2 PLUSは、8系統の独立した出力を備える電源です。メーカー仕様には9V・100mAの出力と250mAの出力があり、系統によって電圧切り替えなどの機能も異なります。

電源を選ぶときは、使うペダルごとに必要な電圧・電流・極性を並べ、接続する出力の仕様と照合してください。ペダルの台数だけでなく、どの出力へ何をつなぐかまで決めることが、組み合わせを検討する手順になります。

亀田誠治の魅力まとめ|ベースをコピーするときのポイント

4曲を比べると、短く区切る音、休む場所、同じ音の反復、大きなポジション移動と、曲ごとに異なる練習のテーマが見えてきます。

・「丸ノ内サディスティック」では、スタッカートとG7のソ→シ
・「キラーチューン」では、動くAメロと同じフレットを繰り返すサビ
・「POP STAR」では、休符と小節線をまたぐタイ
・「やさしさで溢れるように」では、長い音から高いポジションへの移動

まずは譜例の短い範囲で動きを整理し、曲全体へつなげてから原曲や合奏に合わせる、という練習の進め方を提案します。本人が語る周囲の音との関わりも、実際に弾きながら確かめてみてください。

まずは気になる1曲から、TAB譜を見ながらコピーしてみてください。

今、練習したい音の動きや奏法を手がかりに、曲を選べます。

気になる曲の販売ページで、サンプルや商品説明を確認してみてください。曲全体を練習したいときは、各曲を最初から最後まで練習できるPDF楽譜をご利用いただけます。

べーやん

楽譜が大の苦手な“元・落ちこぼれ組”から、メジャーサポートやレコーディングも経験するプロベーシストになりました。

バンドスコアやネットTABに振り回された経験から、
「正確で、現場で本当に弾きやすいTAB譜」づくりに
こだわって活動しています。

このブログでは、独学〜初心者・中級者向けに、TAB譜付きの解説や、現場目線のベースのコツを発信中。
ベースを長く楽しく続けるお手伝いができたらうれしいです。

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