ベース初心者のための楽譜の読み方入門|2. TAB譜で覚える8ビートの基本リズム

ベース初心者がまず覚えたいのは、とにかく「8回均等に弾くこと」

「ベース買ったし、早く曲っぽく弾きたい!」という人が、
最初に身につけておくと一気に世界が広がるのが8ビートです。

この記事の8ビートができるようになったら、たとえば

  • 怪獣の花唄 / Vaundy
  • マリーゴールド / あいみょん
  • 世界でいちばん暑い夏 / プリンセス プリンセス
  • Wherever you are / ONE OK ROCK
  • アボカド/yonige

といった曲のベース譜(TAB付き)で、
「8ビートでルートを刻む」ところからぜひ挑戦してみてください。

そこでこの記事では、解説だけでなく、プロベーシストが作成したTAB付きベース譜もあわせて用意しています。

  • 弾きやすさを考えた運指
  • パッと見て追いやすいレイアウト
  • 原曲のニュアンスを大事にした採譜

といったポイントにこだわっているので、
「この通りに弾けばOK」という安心感で、練習に集中できます。

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この記事を読み終わったら
気になる曲のベース譜を1曲選んで、さっそく今日の練習に使ってみてください。
「TAB譜が読める=好きな曲に一歩近づける」という感覚が、きっと実感できるはずです。


難しいことは一旦おいといて、8ビートをめちゃくちゃざっくり言うと、

同じ速さで 8回 連続で「ドドドドドドドド」って弾くこと

です。

  • TAB譜に「0-0-0-0-0-0-0-0」
  • これを、間隔をそろえて鳴らせたら、それだけで立派な8ビート。

まずはここまで一気にいきます。


STEP1:4弦の開放で「ドドドドドドドド」と8回刻んでみる

いきなりベースを持ちましょう。
使うのは 4弦(いちばん太い弦)の開放 だけです。左手は一切使いません。

  1. 4弦の開放を、適当に1回「ドン」と鳴らす
  2. そのまま、同じ速さで 8回連続 で鳴らす

イメージはこんな感じ:

G|----------------|
D|----------------|
A|----------------|
E|0-0-0-0-0-0-0-0-|

頭の中では

ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド

と、全部同じ間隔になるように意識します。

ここではまだ、

  • カウントしなくていい
  • 拍子とか難しいことを考えなくていい

「とにかく8個、同じスピードで並べる」だけでOKです。


STEP2:右手を「交互」にして、8ビート用のフォームにする

8ビートは長く弾くことが多いので、
早いうちに 右手2本指の交互 に慣れておくとあとがラクです。

さっきの「0-0-0-0-0-0-0-0」を、今度はこう決めて弾きます。

  • 1発目:人差し指
  • 2発目:中指
  • 3発目:人差し指
  • 4発目:中指
  • …と交互に

指だけ意識して書くと、

人・中・人・中・人・中・人・中

となります。

最初はめちゃくちゃ遅くてOK。
「人中人中…」と口に出しながら、8回ぶん交互に弾けたら合格です。


STEP3:ちょっとずつ速くして「曲の速さ」に近づける

8ビートは、ある程度スピードが出てきたときに「それっぽさ」が増します。

  1. まずは「かなりゆっくり」で8回
  2. 次に「ちょっとだけ速く」して8回
  3. さらに「もうちょっと速く」して8回

というふうに、3段階くらいで少しずつ速くしてみてください。

目安:

  • ゆっくり:余裕でしゃべりながら弾ける速さ
  • ふつう:ちょっと集中が必要な速さ
  • 速め:ギリギリコントロールできる速さ

大事なのは、

  • 8回の 間隔がそろっていること
  • 右手がちゃんと 交互になっていること

この2つだけです。


STEP4:4弦3フレットでも、同じように8回刻んでみる

開放弦だけで8ビートが安定してきたら、
次は フレットを押さえた状態 でも同じことをやってみましょう。

ロックやポップスでよく出てくる「4弦3フレット」を使います。

G|----------------|
D|----------------|
A|----------------|
E|3-3-3-3-3-3-3-3-|

やることはSTEP1〜3と同じ。

  • 左手:4弦3フレットを押さえっぱなし
  • 右手:人差し指と中指で交互
  • 同じ間隔で8回

ここまでできると、

「好きな曲のルート音を押さえて、8ビートでドドドド」

という、実戦にかなり近い動きになります。


STEP5:音をちょっとだけ動かしても、右手はずっと8ビート

次の段階は、

押さえる場所(音)は少し動くけど、
右手のリズムはずっと「ドドドドドドドド」のまま

という状態です。

3弦(A弦)を使って、こんなTABを弾いてみましょう。

G|----------------|
D|----------------|
A|0-0-2-2-3-3-2-2-|
E|----------------|

読み方はシンプルです。

  • 最初の2つ:3弦の開放
  • 次の2つ:3弦2フレット
  • 次の2つ:3弦3フレット
  • 最後の2つ:3弦2フレット

右手はずっと同じ速さで8回。
変わるのは「押さえる場所」だけ。

これができるようになると、

  • ルート音(コードの土台になる音)を中心に
  • たまに上下の音に動きつつ
  • 全体はずっと8ビートで刻む

という、超王道のベースラインに一気に近づきます。


練習を続けるときの、かんたんなコツ

「つまずき探し」じゃなくて、こうしておくと勝手に上達しやすいよ、という小ネタだけ。

コツ1:8回弾いたら、いったん止まる

ずーっと弾き続けるより、

  • 「8回弾く → 一呼吸おく → また8回」

のほうが、リズムもフォームも崩れにくいです。

8回を1セットとして、

8回 → 小休憩 → 8回 → 小休憩

みたいに区切って練習してみてください。


コツ2:「ちょっと簡単すぎるかな」くらいの速さを基準にする

速さを決めるときは、

「もう少し速くできそうだけど、あえて余裕を残しておく」

くらいがちょうどいいです。

  • 余裕がある → 音がそろいやすい
  • 余裕がない → ぐちゃっとしやすい

「余裕がある速さ」で気持ちよく8回そろえるほうが、
結果的に上達が早いです。


まとめ:8回の「ドドドド」とTABがそろえば、もう曲っぽい

今回のポイントをぎゅっとまとめると:

  • 8ビートは、とりあえず 8回均等に弾ければOK
  • まずは4弦の開放で「ドドドドドドドド」を安定させる
  • 右手は人差し指と中指を交互に(人・中・人・中…)
  • 慣れてきたら、4弦3フレットや3弦の「0-2-3-2」などに広げる
  • 余裕が出てきたら「1と2と3と4と」と数えながら弾いてみる

**TABの数字(どこを押さえるか)**と、
8回均等に刻む右手のリズムがそろうと、
それだけでかなり“曲っぽい”ベースになります。

この記事で紹介した内容を踏まえて弾きやすい既存曲として、例えばこんなラインナップがあります。

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怪獣の花唄 / Vaundy

  • 原曲はコード進行とノリが気持ちいいロック寄りのナンバー
  • 入門向けアレンジなら、シンプルな動き中心で組めるので練習に◎
  • サビで同じパターンが何度も出てくるので、
    TAB譜に慣れる練習にもぴったりです。

マリーゴールド / あいみょん

  • テンポが極端に速くなく、曲の雰囲気も穏やか
  • ベースはコードのルートを中心に、
    比較的シンプルなラインにしやすい曲です。
  • メロディが有名なので、
    「耳で覚えている曲をTABでなぞる」体験ができます。

世界でいちばん暑い夏 / プリンセスプリンセス

  • ポップで明るいロックチューン
  • 同じような動きが繰り返されるので、
    フレーズを丸ごと覚える練習に向いています。
  • 曲に合わせてTABを追っていく練習にぴったりです。

Wherever you are / ONE OK ROCK

  • バラード寄りでテンポはゆったりめ
  • ベースはシンプルなラインでも曲として成立するので、
    入門者でも「それっぽく」弾きやすい曲です。
  • 長く伸ばす音と細かい動きのコントラストが分かりやすく、
    TABを追いながらニュアンスをつかむ練習になります。

アボカド/yonige

  • バンドサウンドの中でベースがしっかり存在感を出すタイプの曲
  • サビは動きが多く、
    TABを見ながら指板を広く使う練習に向いています。
  • 入門アレンジでは、難しいフレーズを減らして、
    シンプルなラインにまとめるとグッと弾きやすくなります。
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