SUN 星野源 ベース TAB譜|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

フジテレビ系のテレビドラマ『心がポキッとね』の主題歌でもある、星野源の『SUN』はハネ感のあるベースラインで、バンドアンサンブルが楽しい楽曲です。
細かいテクニックが散りばめられたフレーズのベースパートの難易度は中級者向けの楽曲です

この記事を読んでわかること

  • 『SUN』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

『SUN』ってどんな曲?

「SUN」(サン)は、日本のシンガーソングライター星野源の楽曲。2015年5月27日にSPEEDSTAR RECORDS(ビクターエンタテインメント)より発売された8枚目のシングルの表題曲として発表された。初回限定盤はスリーブケース仕様で特典DVDが付属。

Wikipediaより引用

ドラマ主題歌のオファーを受け、台本を読み込んで制作された楽曲。
『聴いていてなんかワクワクする』ような曲にしようと作られたSUNは、リズミカルで楽しい感じのする楽曲になっています。

曲名はなんと、お笑いコンビバナナマンの日村勇紀さんの名前から取ったんだとか

作詞作曲したのは誰?

SUNの作詞作曲は星野源氏自身が行なっています。シンガーソングライターとして、恋、アイデアなどのヒット曲を発表しながら、俳優としても活躍しています。

ベースはOKAMOTO’Sのハマ・オカモトが演奏しており、キレのいい演奏はファンキーでとてもかっこいいです!

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

リズミカルなフレーズが多く、16ビートのフレーズに慣れていない方には難しく感じるかもしれません。
オクターブ奏法、スラップ奏法、スライド、スタッカートなどの細かいテクニックが満載のSUNは『上級者』向けの曲になります。

ですが、ベースのテクニックやリズムのスキルを上げたい!という方にはぴったりのチャレンジ曲です!
様々なテクニックが織り交ぜられたベースラインはスキルアップや、自分でベースのフレーズを作るときの経験値として役に立ちます。中級者からレベルアップを目指す方に最適な曲と言えます。

細かい技が織り交ぜられたベースライン

Aメロのフレーズ

曲を聴く限りでは簡単でシンプルなベースラインに感じますが、スタッカート、スライドなどが織り交ぜられており曲の持つ軽快で楽しい雰囲気を押し上げています。

指弾き↔️スラップの切り替え

Bメロのフレーズ

指弾きのベースラインの途中にスラップフレーズを入れています。
上の楽譜では点線の括弧で囲われている2弦6フレットと3弦6フレットの部分です。

演奏のポイント

ベースラインが目立つかっこいい楽曲です!
ハネのリズム休符を意識して、はっきりと発音しメリハリのある演奏を意識することがポイントです!

16ビートのハネるリズム(Half Time Shuffle)

通常このようなリズムは全て均等な長さで『タカタカ タカタカ…』と演奏します。

ですが、SUNでは『 カタ』と演奏します。

このように16分音符をハネて演奏することで、この曲の軽快で楽しい雰囲気が表現できます!

『SUN』の実際のフレーズだと

サビ後の感想のフレーズ

こちらをそのまま演奏すると
『ターウン ンターー ターウン ンターー
といったリズムですが
『ターウン ンターー ターウン ンターー
のように演奏する必要があります。

リズミカルなフレーズ

SUNの冒頭のフレーズ

イントロの印象的なキメフレーズなど、多彩なリズムが出てきます。
太くはっきりとした音がでるようなピッキングで、休符も意識して演奏するのが大切です!

イントロのフレーズは『ターーー ンウタ ーーーー』のように休符もしっかり感じて演奏しましょう!

スタッカートを使ったメリハリのある8ビート

SUNのベースラインにはシンプルな8ビートはありません!
スタッカートやゴーストノートを織り交ぜたメリハリのある8ビートが中心になります。
上の楽譜では『ターター ターター ターター』と音を伸ばすのではなく『タ と、ひとつづつ音を切って演奏していきます。

SUNの楽譜の読み方

販売されている『SUN / 星野源』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。
上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

二段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

SUNの楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • Half Time Shuffle
  • スライド
  • スタッカート
  • バツ印の音符

Half Time Shuffle

16ビートのハネるリズム(Half Time Shuffle)項目で解説した、16分音符のハネるリズムで演奏することを指示する記号で、楽譜の冒頭部分に記載されています。

スライド

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。

音符から生えている曲線がスライド

こちらのパターンでは5フレットから高い音へスライドしますが、行き先は決められていません。
お好みのタイミングで音を止めましょう!

こちらのパターンでは4フレットから6フレットへといったように、行き先が決められています!

スタッカート

Bメロのフレーズ

スタッカート (staccato) とは、イタリア語で「分離した」という意味の音楽用語で、音を短く切って、歯切れよく演奏します。
楽譜上では、音符の上か下に「・」のような点をつけて表現します。

さらにSUNは16ビートのハネるリズム(Half Time Shuffle)なので『タッタッ』と音を止めるのではなく『タッタッ』と気持ち音を長めに保って演奏します。

バツ印の音符

Aメロのフレーズ

バツ印の音符は音程の無い音を楽譜に表す時に使われます。

音程のない音というのは、ドラムのような打楽器や、チャカチャカとしたギターのカッティング、ブォーンといったベースのスライドなどの音は、ドレミの音程が明確でなく、音程がない音と言えます。
そうした音を楽譜に書く時にバツ印の音符は使われます。

SUNの楽譜では、ゴーストノートと呼ばれる弦をミュートした状態でピッキングする奏法を指します。

演奏に必要な機材

4弦ベースで演奏が可能な楽曲です。特別な機材は必要ありません!

ベースの音作り

低音域、中音域、高音域をバランスよく、休符もはっきりと聴こえる音作りが良いでしょう!

また、プレシジョンベースをもしお持ちであれば原曲のニュアンスに近づきます!

まとめ

テンポ108
キーAb Major (転調後 A Major)
チューニングレギュラーチューニング(E-A-D-G)
必要な弦の本数4弦以上
難易度上級者向け
音作り低音域、中音域、高音域をバランスよく!

難しいポイントはたくさんありますが、大きくレベルアップできるでしょう!
演奏できたら『この人本当に上手い人だ…』と思われること間違い無し!

今すぐ楽譜を手に入れて周りと差をつけましょう!

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