Vaundy 怪獣の花唄 ベース TAB譜|弾き方解説と練習のコツ

楽譜

Vaundyの怪獣の花唄は、8ビートにスライド奏法を織り交ぜた魅力的なベースラインになっています。スピード感のあるテンポとうねるようなベースフレーズは初心者から中級者へのレベルアップにちょうどいい楽曲と言えます。

この記事を読んでわかること

  • 『怪獣の花唄』のベースの難易度
  • 演奏に必要なテクニック
  • 練習のポイント
  • 演奏に必要な機材

効率よく上達するには現役のプロベーシストが作成した楽譜がおすすめです!

エレキベース、楽譜に日常的に触れているからこそ、高精度演奏しやすい運指の楽譜作成が可能です!
さらに、世界標準の楽譜作成ソフト『Finale』を使用して作成された見やすく美しいレイアウトの楽譜で、演奏、練習がストレスなくできます!

『怪獣の花唄』ってどんな曲?

『怪獣の花唄』(かいじゅうのはなうた)は日本のシンガーソングライター・Vaundyの楽曲。自身1作目のアルバム『strobo』の収録曲で、2020年5月11日に配信限定で先行リリースされた。

Wikipediaより引用

Vaundy氏自身が『ライブ向きの曲』であると発言しており、バンドで演奏したら盛り上がること間違い無し!
CMソングとして使われたり、カラオケランキングでも上位にランクインしている怪獣の花唄は知名度も高く、コピーバンドのライブイベントや軽音楽部のイベント、学園祭などでもよく演奏されています!

ギター、ドラム、どのパートも演奏しやすい曲なので、バンドの課題曲としても最適な曲です!

作詞作曲したのは誰?

怪獣の花唄の作詞作曲はVaundy氏自身が行なっています。東京フラッシュ、不可幸力、踊り子など、数々のヒットソングを世に送り出し、楽曲はロック、ヒップホップ、R&B、シンセポップなどが融合したVaundyらしさ溢れるジャンルレスな曲調が特徴です。

怪獣の花唄はロック系の曲調にポップでキャッチーなメロディを乗せた楽曲で、コールアンドレスポンスもある盛り上がり重視の曲です。

各楽器パートのアレンジも作り込まれており、ベースラインはロックらしい勢いとかっこいいフィルがたくさんあり、演奏していて気持ちのいい曲です!

演奏の難易度は?初心者でも大丈夫?

速めのテンポ(150)で、スライド奏法を織り交ぜたフィルを弾きこなすのは初心者の方は少し難しいと感じるでしょう…
その為、数曲コピーしてある程度指が動くようになった『中級者』向けの曲になります。

ですが8ビート中心でリズムがシンプルかつ、必要なテクニックはスライド奏法だけです!
脱初心者を目指すベーシストにぴったりの難易度なので、この機会に怪獣の花唄にチャレンジしてレベルアップしましょう!

必要なテクニックはスライド奏法のみ!

『怪獣の花唄』1番サビのフレーズ

指弾きかピック弾きでの8ビートが中心の楽曲で、ハンマリングやプリング、スラップ奏法は一度も出てきません!

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。グリッサンド奏法とも呼ばれます。

  • スライド奏法のコツは強く押さえすぎないこと!
    強く押さえすぎると、音程を上下させるのが難しくなります。
  • 左手の親指を離すこと!
    スライドさせる時は、親指をネックの裏から離すとやりやすくなります。

参考になるYoutube動画はコチラ↓

基本は8ビート!しっかり力強くピッキングしよう!

『怪獣の花唄』1番サビのフレーズ

怪獣の花唄のベースラインの大半は8ビートで、ときどき長く伸ばす音が出てくるくらいです!
指弾き、ピック弾き、どちらで弾いても大丈夫!ドライブ感のある8ビートを刻む意識で、指弾きならツーフィンガー、ピック弾きならオルタネイトで演奏しましょう!

BPMが速めなので弾き遅れないように!

BPMはBeats Per Minuteの略で、1分間に何回拍を打つかを表す数値です。簡単に言うと、曲の速さを表す単位です。BPMの数値が高いほど曲は速く、低いほど遅くなります。例えば

  • 60〜90 BPM:ゆっくりとしたバラード
  • 100〜120 BPM:一般的なポップス
  • 180 BPM:速いロック系の曲

といった感じです。

怪獣の花唄は150という速さで、曲の中では速い部類の曲です。
速い曲を弾く時には手が疲れやすいですが、しっかりとしたピッキングをしないとこの曲のベースラインの良さが半減してしまいます!

弾き遅れずに力強いピッキングを維持することが大切です!

演奏のポイント

スピード感のある曲なので、しっかりとしたピッキングで勢いのある8ビートが演奏できるかが一番のポイントになります!

また、ここぞというタイミングで出てくるスライド奏法を織り交ぜたフィルが魅力的な曲なので、スピード感をキープしたままフィルを演奏できることも大事なポイントです!

怪獣の花唄の楽譜の読み方

販売されている『怪獣の花唄 / Vaundy』のタブ譜付きエレキベース譜面の楽譜の読み方、記号の意味について解説していきます!

五線譜とTAB譜の二段譜の読み方

五線譜とTAB譜の二段譜

楽譜は二段譜と呼ばれる記法を使っています。
五線譜とTAB譜の二段譜はギターやベースなどの弦楽器の楽譜でよく見られます。上の段が五線譜、下の段がTAB譜になっていて、書き方が違うだけで内容は同じです。

五線譜

  • 特徴: 音の高さを視覚的に表現します。
  • 役割: 音程、リズム、調号、拍子記号などの音楽理論的な情報を伝えます。
  • メリット: 音楽理論を学ぶ上で役立ち、他の楽器とのアンサンブルにも対応しやすいです。
  • デメリット: 弦楽器特有の奏法(押さえる弦やフレットの位置)は分かりにくいです。

TAB譜

  • 特徴: 弦楽器の演奏方法を視覚的に表現します。
  • 役割: どの弦のどのフレットを押さえるか、特殊奏法(ハンマリング、プリングなど)を指示します。
  • メリット: 弦楽器初心者でも比較的理解しやすく、演奏方法を具体的に示します。
  • デメリット: 音の高さが分かりにくく、音楽理論的な情報は得られません。

二段譜は同時進行で読み進めていきますので、下の楽譜は4小節分ということになります。

二段セットで読み進めていく

使われている音楽記号

怪獣の花唄の楽譜を読む時に知っておきたい記号は以下のとおりです。

  • リピート記号
  • スライド
  • バツ印の音符

リピート記号(反復記号)

リピート記号は楽譜の一部を繰り返して演奏することを指示する記号です。楽譜をシンプルにし、演奏を分かりやすくするための工夫です。

太い縦線と細い縦線の、2本の縦線に2つの点がついた記号がリピート記号で、縦線が左、2つの点が右の記号から、2つの点が左、縦線が左の記号の間を一度繰り返します。

スライド

音符から生えている曲線がスライド

スライド奏法とは、押さえたフレットを離さずに、指を滑らせて音程を上下させる奏法のことです。
曲線が上向きなら、音が高くなる方へスライドします。なので上の楽譜は5フレットから音が高くなる方へスライドします。

バツ印の音符

バツ印の音符は音程の無い音を楽譜に表す時に使われます。

音程のない音というのは、ドラムのような打楽器や、チャカチャカとしたギターのカッティング、ブォーンといったベースのスライドなどの音は、ドレミの音程が明確でなく、音程がない音と言えます。
そうした音を楽譜に書く時にバツ印の音符は使われます。

怪獣の花唄の楽譜ではブォーンといったスライドを表しています。
上の楽譜では、『3弦をスライドで上がっていって、4弦で降りていく』といったスライドです。

怪獣の花唄の練習方法

メトロノームを使ってまずはゆっくりから練習しましょう!

怪獣の花唄はテンポ150のかなり速い曲です。

いきなり速いテンポで練習をすると…

  • 弾けなくて挫折してしまう
  • ミスをする癖がついてしまう
  • 細かいニュアンスを確認できず、演奏が荒いままになる
  • バンドで合わせた時にアンサンブルを意識する余裕ができない

などの上達の妨げになる様々なリスクがあります…!

まずはテンポ60くらいのミスをせずに弾けるテンポから必ず練習してください!

じっくり焦らず練習することが早く上手くなるコツです!

演奏に必要な機材

4弦ベースで演奏可能な上、特にエフェクターも必要ありません!

弦の本数4弦以上
ベースのタイプジャズベース、プレシジョンベースどちらでも!
理想はジャズベース!
必要なエフェクター無し!
理想はプリアンプや歪み系エフェクターでドライブ感を出すこと!

ベースの音作り

低音域、中音域、高音域をバランスよく調節して、少しだけ歪ませるとこの曲の勢いとうねるベースラインが表現しやすいと思います!
アンプに歪み系の機能(Drive等)があればそれを使いましょう!プリアンプ等を持っていたらそちらで歪ませてもいいでしょう。

もちろん歪みエフェクターなどがなくてもかっこよく演奏することは可能です!

まとめ

テンポ150
キーD Major
チューニングレギュラーチューニング(E-A-D-G)
必要な弦の本数4弦以上
難易度中級者向け
音作り低音域、中音域、高音域をバランスよく、少し歪ませたらベスト!

ライブで演奏したら盛り上がること間違い無し!

スライド奏法と8ビートの練習にもぴったりで、レベルアップにも最適な曲です!
今すぐ怪獣の花唄の楽譜を手に入れてその切なくも力強いメロディを奏でましょう!

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